先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
端的に言って私たちは・・・を読んで キジバト の広場
しっぽ ほし 中1

 ここでは文学作品(昔話や民話等)をとても良いものとしている。作者は文学作品を「私達の心を楽しませ、人間についての私達の理解を助けてくれるもの」
と表現している。  

 それはなぜだろう。小さい頃に母や父に昔話を聞かされた時に、何かを感じたり何かの教訓を覚えたりしたことがあっただろう。だから作者は、「簡潔で
そぼくな心の持ち主にもよくわかる……つまり、今日の子どもの興味や心理や理解能力によく合うのです。」と記しているのだろう。  

 私もまだ小さい頃によく自分で昔話の本を読んでいた。「おむすびコロリン」の話を読んでいた時に、ねずみの手伝いをしてあげた優しいおじいさんには
とてもよい印象をうけたが、早く宝にありつきたくてねずみの前でネコの鳴きまねをした欲張りじいさんにはとても悪い印象をうけた。そしてそれを読んだ 小さな私は絶対に欲張りじいさんのようにはなるまいと強く心に誓ったものだ。  

 このように人は幼い頃は昔話や童話によって色々と学ぶのだ。そういえば幼稚園や保育園などではしきりにかみしばいやお話を聞かされる。たぶんいきな
り夏目漱石の文学の話聞かされても小さな子どもにはわけが分からないので、きっとなにも考えることも感じる事もないからだろう、と私は思う。昔話や民 話を聞くことによって人の心の優しさや思いやり、暖かさを覚えることができるんだな、と思った。                                                    
ホームページ