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道は自分で開くモノ アジサイ の広場
AE86 えや 高2

 日本の社会経済体制は、欧米に追いつき、追い越すと欧米の先進的知識を詰め込むことを目指して発達してきたいう明治以来の国策にそって形成されてき
た日本の教育制度もその一つだ。生徒の能力差や、興味の所在などは無視し、とにかく上から与えられた課題を、先生が決めたスピードでこなしていくこと が「優秀な」生徒の絶対的条件である。試験では先生が正解と認定する答を書くことが得策であって、先生の頭になかったようなユニークな答を尊重する風 潮はない。  

 昔から日本の文化は「何かに追いつき、それを追い越す」といった特徴を持っている。この方法で成功できる人というのは「素直な人」である。目標を持
って、それを目指して捕まえることは大切だ。だから私はこの考え方を否定しない。しかし、これからの日本をより良いものにして行く為には「自分で道を 切り開く」という考えが必要になるだろう。それには、違った方向からものを見る必要性が出てくる。これが出来なくては、欧米を越えることはできないだ ろう。逆を言えば、「違った方面からものを見る」という能力については、欧米が上回っていると言えるだろう。  

 確かに素直に生きることは大切だ。しかし、バカ正直に生きていても面白味がない。「最近頭のいい人は増えてきているが、本当に馬鹿になれる人が少な
くなってきた」という話を聞くことがある。全くその通りだと思う。  

 歴史に残る人物として「エジソン」がいる。エジソンは誰にでも分かるような「1+1=2」という計算「何で『2』になるの?」といった疑問を持ち掛け
、それによってかどうかは分からないが、エジソンは電球や蓄音機を発明したのだ。それが今は発展し、車の電球ではフィラメントの存在しないHIDに変 わってきたり、蓄音機はMDやCD-Rへと進化し続けている。「人と違った見方が世界を変える」将にその通りである。HIDなんかは、普通のフィラメン ト入りハロゲン電球に比べると、明るさは2~3倍になり、寿命は7倍くらいになっている(マニアックな話に発展してスミマセン)。  

 
                                                 
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