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中身と行間 ウグイス の広場
玲子 あたゆ 中1

 新聞を、月一度とか二度でなく毎日立つ縁日のようなものであると見ているふしがある。ということになると一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広
告欄という名の夜店通りかも知れない。縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があった方がよい。情 報もできるだけ、個人がひそかに培養している「私」文化といった、あまり人と分かち持ちたくないものに直接プラスになるものの方が、意外性の面ではよ り高いように思われる。  

 私は中身ばかりを見ているのではなく、行間が大切だと思う。第一の理由に、行間で得るものが沢山あるからだ。例えば、学校に行って勉強意外にも、友
達とのおしゃべりや、授業の中の雑談は意外にも楽しくタメになることがあるのだ。  

 第二の理由に、中身ばかり見ていたら、全く面白味がなく、ストレスが溜まる一方だからだ。たとえば、勉強しか出来なくて、常識の無いキレやすい大人
になっては駄目になってしまうからだ。そのせいでか、今よくニュースになっていることは、頭の良い人が、馬鹿みたいなことをやっている。  

 確かに中身を読んで、勉強する事も悪くはない。「正しいものは悩みも多い」というように、偉くなっていても良いことはあまりない。だから、行間を大
切にして、ユーモラスになって行くことが大切なことだと思う。  

 
                                                 
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