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戦争を考える アジサイ の広場
ピエッパ にお 中2

 1941年12月8日。日本軍が真珠湾を攻撃して、太平洋戦争が始まった。しかし、その戦争で、日本の兵士は約120万人。一般市民でも約70万人も
の死者が出てしまった。そして、この4年間ある太平洋戦争の中で、一番印象づけられたのは、やはり広島・長崎への原爆投下だろう。僕は、長崎に住んだ ことがあるので、原爆の恐ろしさは十二分にわかっている。また、原爆が落とされた場所から一番近い小学校に通っていたせいか、周りには平和公園や原爆 資料館など、戦争の恐ろしさを伝えるものがたくさんある。しかし、今住んでいる京都では、空襲が一度もなかったせいか、戦争についての資料館をほとん ど見かけない。やはり、55年も前のことなど、どうでもいいのだろうか。  

 確かに、21世紀なった今、前の世紀のことをぐちゃぐちゃ言っても仕方がない。例え、戦争という悲惨な出来事が過去にあったとしても、何百万人とい
う死者を今さら行き返す事は不可能である。  

 「後悔先に立たず」
 

 とはまさにこのことではないだろうか。
 

 でもぼくはそうは思わない。確かに、今さら言ったって意味はないが、第三次世界大戦が起きないためにも、しっかりと戦争について考えるべきである。
長崎に住んでいた時、原爆資料館へ行って、原爆が落ちた時のビデオやその後の荒れ果てた土地の写真。他にも、爆風のためにこなごなになった家の写真や 、ぐにゃぐにゃに曲がったサイダーのビンなどの展示を見て、戦争の恐ろしさをいやというほど見せつけられた。  

 僕は、この展示物を見たからこそ、戦争について考えるべきだといえる。ほとんどの人が戦争など興味ないと思うが、戦争に関する本を読んでみたり、近
くの歴史博物館などに行ってもらいたい。  

 「経験は、最良の教師である」
 

 というように、実際に見たり聞いたりしてみたら、少しでも、戦争について考えることができるはずである。
                                           
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