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人間大切なのは頭じゃないよ。 アジサイ の広場
幸子 あさも 中3

 もう冬休み――――高三の受験生の方々があせって、目の色を変えて勉強に励んでいる時期である。大学受験は大体が当日の試験の成績によって合否が決
まるらしいが、中学生はそうはいかない。高校受験には、内申点がつきものである。この「内申点」がよくないと高校は受からないところが多い。内申点とい うのは、(たぶん)通知票についている1~5までの評価を表す数字の合計のことで、中間考査、期末考査の結果だけでなく、普段の授業態度や提出物、頑 張り度(?)でも決まる。私は、内申制度がいいとは思わない。  

 どんなに実力があって、当日の受験も満点で、実は知能指数200でしたなんて言っても、内申がびっくりするほど悪かったら高校に行けないなんていうのは
不公平だと思う。いくらオール5でも、ただこつこつ提出物を頑張り、授業態度をよくして、テストは普通、なんていう人は実力はないと思う。本当かどう か分からないけど、そういうタイプの人は大学に行ってからは伸びないらしい。(うさんくさいなー)入試は一発勝負!というような学校がもっとたくさん あってもいいと思う。  

 頑張らなくてもできちゃう人、頑張ってもそこそこしかできない人、それぞれいるのだ。頑張らなくてもできちゃう人はバリバリやる気にはならないだろ
うし、頑張ってもそこそこしかできない人はバリバリやるしかないのだ。だから、テストだけで評価すると「頑張ったのにやってない奴と同じ…!!」と、コ ツコツ型の人が可哀想だ。逆に内申点だけで評価すると、実力はあるがコツコツはやらない人が可哀想である。だから、コツコツ型の人にはコツコツ型を評 価する、実力がある人は実力を評価する内申点の付け方が大切なのではないかと思う。  

 何を評価してもらいたいかなど、人それぞれである。「家の評価ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。」と言うように、人の評価ができるの
は親でも教師でもなく、本人だと思うのよね。「誰よりも私が 私を知ってるから」  

 
                                                 
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