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トンネル アジサイ の広場
○○○○ うい 高1  

 読書で、音楽に似た「一瞬の閃き」による理解を得るには、様々な本を読み、試行錯誤を繰り返して疑ってかかる姿勢を失わないことが必要である。そし
て、そうした試行錯誤は後々思いがけないところで役にたつ。系統発生図やものの良し悪しを弁別するような見取り図が、それによって脳裡に成立するのだ  

 しかし、現代人は試行錯誤という語を好まない。試行錯誤すること自体が無駄で必要の無いものだと思っている。しかし、私はこの試行錯誤こそ必要なも
のだと考える。  

 現代では、結論、結果を求めることにより試行錯誤するという場面も無くなってきている。しかし、それは物事を安易にしか考えなくなったからだとも言
えると思う。試行錯誤する場面が無くなったのは、苦しいものや辛いことからの回避や逃避によるためではないだろうか。  

 様々なことに対して試行錯誤するには、一つ一つ物事を深く、慎重に考えることが必要だ。数学でいうと、答えを自分なりの答えを出すまでは見るな。と
いうことだ。今の教育では、考えて分からなかったら答えを見て、解法を暗記するのがよいとされている。そうではなく、最後まで考え抜くことが大切なの だ。例え考えても自分なりの考えも出さずに答えを見るのは、逃避である。この事は、世の中全ての物事に言える事である。  

 確かに合理的に物事を処理することは、必要である。しかし、それ以上に試行錯誤することが今求められているのだ。なぜなら、試行錯誤することによっ
て後に光明を得られるからだ。試行錯誤しているときは、暗くて何も見えない。しかし、それを抜けると今まで見えなかったようなものも見えて来る。トン ネルのように。  

 
 

 
 

 
                                         
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