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清書:「卵焼きを作った」 イチゴ の広場
あろつ 小3 『NHK今日の料理九月号』の表紙の写真が、厚焼き卵でした。おいしそうだったので、作ってみることにしました。目玉焼きは何回も作ったことがあるけ れど、卵焼きを作るのははじめてです。じょうずにつくれるかな、と心の中で思いました。  

 まず、ボウルに卵をわり入れ、だし、砂糖、しょうゆ、塩少々をまぜると、本に書いてありました。
 

 「卵五つは多くてまくのが大変だから、二つ分でやってごらん。」
 

 とお母さんが言ったのに、ぼくはしょうゆを本のとおり入れてしまいました。まぜたら茶色いチョコレートミルクみたいになってしまったので、どうしよ
うと思いました。  

 「しょうがないからたまごをもう三つ入れて、本の通りにするしかないわね。」
 

 と言われて、
 

 「ばかなぼく!ばかなぼく!」と歌いながら、卵を三つ足しました。
 

 次に、卵焼きのフライパンをあたためて、玉じゃくしで卵を入れました。プツプツふくらんできたら軽くつつき、手早く手前にまきます。一番むずかしか
ったのは、さいしょに小さくまくところです。まこうとしても、なかなかまけなかったので、お母さんにやってもらいました。次からはしんができたので、 くるくるかんたんにまけました。まけたら向こう側に押して、また卵を入れてまきます。それをくり返したら、だんだん太くなってきました。  

 太くなってきたら、まくのが大変になったきたので、二つ作ることにしました。一つを五等分に切って食べました。お母さんが、
 

 「ふわふわでおいしいね。でも、おかしみたいにあまいね。」
 

 と言いました。お母さんの実家の京都では、卵焼きはあまくないのがふつうらしいです。けれど、ぼくは次に作るときは、もっとさとうを入れようと思い
ました。                                       
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