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はじめて電車に乗ったこと カモメ の広場
考伸 いおふ 小6

 「明日、電車で、館林に行きますよ」。
 

 先生のひとことで、二年二組の教室に、歓声がどっとわきました。四年前のことです。今度の生活科の授業は、きっぷの買い方を勉強して、電車で、館林
中央公園に遊びに行くというものでした。ぼくもとても楽しみにしていました。ちゃんとしおりをみて、用意をして、確認をし、早めに寝ました。  

 翌日、リュックを背負って、羽生駅に走って行きました。着くと、友達が、「おはよう!うっちー。」と、いってきたので、ぼくもあいさつをしました。ク
ラスのみんなが、1分、1秒でも早く行きたそうな顔をしていて、先生の出発の合図を、みんながうずうずしてまっていました。その後、先生の出発の合図が 上がり、一人一人がつぎつぎときっぷを買っていきました。ぼくは、少し不安になってきたけど、きっぷをかって、しばらく電車が来るのを待ちました。す ると、すごい速そうなでんしゃがやってきました。みんなつぎつぎに乗り、いっきに電車はいっぱいになりました。ぼくは、「こんなにのって、電車はほんと うにだいじょうぶなのかな。」と心配になりました。でも、走っているとそんな不安はすぐにすっとんでしまいました。太陽の光がまぶしい利根川が見えて来 たり、木や、家などが立ち並んでいて、いくら見てても飽きませんでした。こうして、友達と好きなゲームの話をしたり、クイズを出し合って遊んだり、景 色を見ていたりしていると、時間が早くすぎていくように感じ、あっという間に館林駅に着いてしまいました。歩きながら中央公園を目指しました。木がた くさんあって、平和な町だなと思いました。途中の川には、かるがもが、3匹の子供を連れて、泳いでいました。ぼくは、とてもかわいいなと思いました。そ うして、やっと中央公園に着きました。みんなですべりだいをしたり、アスレチックをして、盛りあがりました。その後、お弁当を食べました。友達の鈴木 君と、おにぎりを交換しました。時間も過ぎて、また、館林駅に行きました。帰りのきっぷを買って、電車に乗りました。またなんとなく景色を見ていると 、ほとんどの人が眠っていました。そうして、羽生駅に着いて、さようならのあいさつも言い終わり、友達と仲良く帰りました。とてもたのしい思い出にな っています。  

 
                                                   
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