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二つの言葉 アジサイ の広場
由希子 あとえ 中1

 私たちが日常、言葉を使っているときは、言葉が何か透明になっているような感じがする。ところが、言葉遊びなどをしていると、言葉は不透明なものに
なってしまい、私たちに言葉というものを改めて認識させてくれる。しかし「詩人」は、日常的な経験を超える経験をもっているので、普通の人が満足する 言葉では不十分である。だから、日常の言葉の枠を超えるということが必要になってくるのである。  

 言葉には、大きくわけて二つの役割がある。
 

 一つ目は実用、伝達するということである。例えば、ニュース。「南から強い台風が近づいています。九州は今夜あたり気をつけましょう。」これは、伝
達の言葉である。ニュースを見ているひとに伝えているのである。二つ目は創造的な役割である。創造的な言葉は、言葉の中でもすみの方によせられている 。しかし、私は創造的な言葉は大切だと思う。第一の理由に、創造的な言葉は楽しいからである。わたしは、よく友達と言葉遊びをする。例えば、「しかも しかかもしかもしかしかもかもしかもしか」というのがある。これは、私の愛用書「にほんご」という本にかいてあったものである。その「にほんご」とい う本は、色々な言葉遊びが書いてあって、友達とどちらが早くいえるかゲームなんてして遊んでいる。単純なのにとても楽しい。   

 第二の理由に、創造的な言葉は美しいからである。パッとは思いつかないけれど、美しい詩ってたくさんある。感動したり、笑ったりと美しいの意味はち
がうけれど、創造的な言葉は感情の入った美しい言葉だと思う。  

 確かに、実用や伝達といった言葉も大切だけれど私は、創造的な言葉も大切だと思う。「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである
」という名言がある。創造的な言葉もそうだと思う。楽しかったり、美しかったりするのに、なぜか言葉のすみにいるような気がする。みんな、言葉の美し さ、楽しさに気付いてどんどん使えばいいと思う。                                                  
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