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この世で一番偉い生き物は? アジサイ の広場
AE86 えや 高1

 鯨や象は、人の「知性」とはまったく別種の「知性」を持っているのではないか? という疑問である。
 

 この疑問は、最初、水族館に捕らえられたオルカ(シャチ)やイルカに芸を教えようとする調教師や医者、心理学者、その手伝いをした音楽家、鯨の脳に
興味を持つ大脳生理学者たちの実体験か ら生まれた。 彼らは捕らわれの身となった自分の状況を、はっきり認識している、という。そして、その状況を自ら受け入れると決意した時、初めて、自分とコミュニケ ーションしようとしている人間、さし あたっては調教師を喜ばせるために、そして、自分自身もその状況の下で、精一杯生きることを楽しむために「芸」と呼ばれることを始めるのだ。たとえば 、体長七メートルもある巨大なオルカが狭いプールでちっぽけな人間を背ビレにつかまらせたまま猛スピードで泳ぎ、プールの端にくると、手綱の合図もな にもないのに自ら細心の注意を払って人間が落ちないようにスピードを落としてそのまま人間をプールサイドに立たせてやる。また、水中から直立姿勢の人 間を自分の鼻先に立たせたまま上昇し、その人間を空中に放り出しな  

 この地球は、人間を中心にして回っていると言っても過言ではない。又、人間が一番偉いと思われているのも事実である。しかし、それは大きな間違いで
ある。私の考えでは、犬などの動物の方が遥かに偉いと思う。人間のケンカは気が済むまで、もしくは、相手が死ぬまで続けられる場合もしばしばある。し かし、犬の場合はケンカをしても、お腹を見せればそれにて終了である。その点、犬などは偉いと思う。これを言葉に置き換えるとすると、人間は「攻撃的 」犬などは「調和的」である。犬は、自分が飼い主に飼われている立場だと分かり、なおかつ自分の立場が人間より低いと分かれば、絶対服従である。しか し人間は、相手の方が偉いと分かっていても、反抗したりする場合も多く見受けられる。私が犬などを偉いと考える根拠はココにある。  

 人間とは、相手の弱みに付け込む場合もある。例えば、相手の足が悪いとすれば、足ばかりを狙ってみたり、動くように仕向けってみたり。と、非常にや
る事がイヤラシイのである。私が最近、最も感激した話をしよう。オリンピックの柔道で、相手の足が怪我しているのを知っていながらにして、わざと攻め なかった。これは感激モンであった。普通、金メダルが懸かっていて「これに勝てば優勝!」という時に、相手の弱点を狙わずにいけるだろうか? 少なく とも、私も含めてほとんどの人にはそれができないであろう。それを平然と(?)やってのけて、銀メダルを堂々と貰った。私はある意味でこの人に金より も上の、ダイヤモンドメダルやプラチナメダルを授与したい(爆)。これからの世の中、このような人をたくさん育てて行くべきである。  

 
                                                 
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