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清書:清書「柿の自然な食べ方」 イチゴ の広場
正博 いえわ 高3 カキこそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえます。  

 昔、砂糖が庶民には手の届かないものだった頃は、甘いものといえば柿だったと聞いたことがある。だから甘柿だけでは満足できず、渋みを抜く方法を考
え出してまで渋柿を食べだしたんだろう。  

 その方法を思いつかずにはいられなかった昔の人の甘いものに対する憧れや執念にはすごいものがあるように思う。
 

 しかし柿の他にも色々な果物があり、砂糖も庶民的な調味料になった現在では、柿が果物の王者となるのは無理そうである。しかし、他に甘いものがほと
んどないから柿が果物の王者だというほうが不自然なことだったのではないか。  

 柿が歴史のある果物だということを言えば世界中から歴史のある果物が名乗りを上げるだろう。
 

 柿が好き人は柿を食べ、りんごや梨など他の果物が好きな人はその果物を食べる。それが果物の自然な食べ方だと思う。
 

 
                                             
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