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柿の自然な食べ方 |
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の広場
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正博 |
／ |
いえわ |
高3 |
| 色づいたカキは日本の秋を彩る風物詩です。カキこそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえます。渋を抜いて |
| まで若い柿を食べてしまう人の出現は、カキの進化にとって勘定外のことだったに違いありません。 |
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昔、砂糖が庶民には手の届かないものだった頃は、甘いものといえば柿だったと聞いたことがある。だから甘柿だけでは満足できず、渋みを抜く方法を考 |
| え出してまで渋柿を食べだしたんだろう。 |
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僕の家にも柿の木があり、昔は渋柿の木もあったので、外につるして干し柿にして食べていた。しかし、ずっと疑問に思っていたが、渋柿の渋みを抜く方 |
| 法などどうやって考えたのだろうか。柿を水や焼酎に漬けたりする方法などどうやって思いつけばいいのだろう。 |
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それを思いつかずにはいられなかった昔の人の甘いものに対する憧れや執念にはすごいものがあるように思う。 |
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しかし柿の他にも色々な果物があり、砂糖も庶民的な調味料になった現在では、柿が果物の王者となるのは無理そうである。しかし、他に甘いものがほと |
| んどないから柿が果物の王者だというほうが不自然なことだったのではないか。 |
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柿が歴史のある果物だということを言えば世界中から歴史のある果物が名乗りを上げるだろう。柿に良い所があるならもちろん他の果物にも他に良いとこ |
| ろがある。 |
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柿が好き人は柿が食べられ、りんごや梨など他の果物が好きな人はその果物が食べられる。それが果物の自然な食べ方だと思う。 |
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