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全単語日本語計画 アジサイ の広場
たこ星人 こむ 中3

 このところ日本では園芸が大はやりであるが、花木や草花の名称が大変な勢いで外来語に置き換えられている。旧来の日本の花の名は美しく風雅なものが
ほとんどであるのに、たとえば彼岸花の類はリコリス、胡蝶蘭はファレノリプシスといった具合に、年ごとに言い換えの数が増えていく。  

 このような現象の背後に、絶えず新しさを求め続ける日本人の積極性を認める人がいるかもしれない。私もその精神は評価すべきだと思うが、それにして
も、このような意味不明のなぞめいた外来語で、ほとんど芸術的とさえ言える美しく巧みに工夫された従来の和名を置き換えて、いったいだれが得をすると 言うのだろうか。新奇さを求める心が一概に悪いとは言えないが、この園芸の分野に見られるような、行き過ぎた外来語の流行はやめてほしいと思う。「バ ラの花はどんな名で呼ぼうと変わりなくにおう。」というシェイクスピアのロミオの言葉を、日本人は改めて思い起こす必要がある。  

 そういえば名前が英語になってるものがたくさんある。例えばラジカセの文字、服のメーカー、そしてヒーローの名前などだ。別に日本語にしてもいいの
ではないかと思う。ON・OFF→入・切、ウルトラマン→超男など、こっちのほうが分かりやすいと思う。  

 やはり日本に住む者、横文字の名前などは避けるべきなのではないだろうか。
 

 
                                                 
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