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人間として成長していくために
アジサイ の広場
由樹子 あるさ 高2
 今日では、学校生活でうまく友達と接することができなかったり、人間関係
を積極的に作ろうとしない子供たちが増えているということが問題になってい
る。色々な人と触れ合い、人間関係を広げるというのは、人間として成長して
いく上で最も大切なことであり、社会に出てからも避けては通れないことであ
る。「人間と接する。」このような当たり前のことがどうしてできなくなって
いるのであろうか?
 
 まず、原因として考えられるのは家庭環境の変化である。昔は、子供が5,
6人いるというのが普通であった。私の祖母も実際5人兄弟である。昔は多く
の兄弟が家の仕事の手伝いをしていたのだ。しかし今では核家族化、少子化で
一人っ子が増えていたりして〔私も一人っ子(笑)〕人と触れ合う機会が少な
くなってきている。また、両親の共働きで家に帰っても学校の話をする人がい
なくて友達との人間関係の悩みを話せなくなっているというのも原因の一つに
あげられると思う。
 
 また、現代の生活環境にも原因があると思う。例えば、今、何を買うのにも
人と話すことが必要とされなくなってきている。つまり、現代では自動販売機
やスーパーなどの便利な場所がいっぱいあるが、昔、八百屋で交わしたような
会話はもうどこからも聞こえてこない。無人の機械からものを買ったり、マニ
ュアルどおりのいつ行っても聞こえてくる同じ言葉。そんな味気ない環境で私
たちは生活をしているのである。
 
 確かに、人間関係が多すぎるのも問題がありすぎて自分を見失うということ
にもなりかねない。しかし、人間関係の難しさを学ぶことによって自己の向上
にもつながるし、「三人寄れば文殊の知恵。」というように、自分だけでは解
決できないことをみんなで悩んで乗り越えられる友達の大切さをも考えられる
ようになるのではないか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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