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科学における発想と論理
アジサイ の広場
陽一 あわつ 中2
 マツノキハバチという蜂は、年によって大発生したりごくわずかな固体数し
か現われなっかりする、と欧州の研究者は言う。冬があまり寒くないと冬眠い
ている幼虫の多くが休眠からさまられづず、親になれきれないままもう一年冬
を超してしまい、そのような幼虫がたまって、たまたま冬が寒かった年にそれ
が全部まとまって親になって大発生するらしい。
 
 論理的に考えた例を考えてみよう。その欧州の研究者は、中央アルプスに上
り高度2500メートル付近に生えているハイマツにいる幼虫を捕まえてきて
、大学の研究室で研究を始めた。飼育温度は、普通、昆虫の実験で通常的に用
いられている摂氏25度とした。昆虫たちは、ハイマツの葉を食べながら元気
そうだったが、4日目には生きているものはいなくなってしまった。翌年葉、
16度の区も設定したが、結果は、一日延びただけだった。その次の年も実験
しようとしたが、出発するときに、その研究者はあるひらめきを思い浮かんだ
 
 その発想とは、高山の温度は一定ではないが、その温度の揺れを、マツノキ
ハバチは必要としているのではないかという発想がひらめいたのである。予想
は的中しマツノキハバチの幼虫はすくすく育ち成虫となった。その研究者が飼
育した温度とは、昼は25度、夜は5度という温度である。だから、偶然の発
想も大事だ、ということが分かる。
 
 ここから、学問というものは、論理的な考えと、偶然のひらめきが遭ってこ
そ成り立つものなのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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