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日本のこれからあるべき姿
アジサイ の広場
Lisa あいす 高1
 ヨーロッパは自己同一性を基本とする。戦争に勝つことだけを目的とし、今
まであらゆる物を発明してきた。鉄砲から始まり、ミサイル、核。これらの破
壊力は想像が付かないほど大きなものだ。しかし、日本は日本独自の考えを持
っていた。ゆえに、ヨーロッパの技術を取り入れても、なかなか根づくことは
なかった。鉄砲が日本に伝来し、織田信長が戦に使用したが、長くは根づかな
かったことも、日本独自の考えがあったからといえよう。日本人は真似が上手
い。欧米諸国の良いものはすぐ吸収してしまい、また日本の技術の高さにより
欧米の物より性能の良いものに変えてしまう。しかし、この日本の特技が現在
の日本の在り方に対して悪い影響を及ぼしている。欧米の真似をするのに一生
懸命になり、日本独自の文化との調和を気にせずに、ただただ欧米諸国のもの
を取り入れているだけという状況になってきているのだ。日本は素晴らしい文
化を持っている。それらを誇りにし、日本文化との調和を考えながら、欧米の
真似をするべきだ。
 
 そのためには、現代忘れられつつある日本の文化、風潮を学び直す必要があ
る。日本はアメリカとは比べようのないほど長い歴史を持った国だ。この長い
歴史の中で、日本は日本ならではの文化を築いてきた。「わび、さび、渋い」
これらはすばらしく美しい日本の文化を言葉で表わしたものだ。しかし、最近
は派手なアメリカのものが街にあふれている。現代の若者も、あまり渋いもの
は好んでいない。若い人達にも日本文化の美しさを理解されるような教育をす
る必要があるだろう。また、少しでも日本の伝統的な文化と接することが大切
だ。私の学校では、希望者は安く茶道や華道、書道を習う事が出来る。なかな
か習いにくい日本の伝統を学校で習えるということは、生徒にとってよいこと
だ。なぜなら、普段あまり接する事の無い日本文化を身近なものとして位置づ
けてくれるからである。
 
 また、日本の文化を他国に積極的に紹介する事が大切だ。日本の文化は欧米
と大きく異なるため紹介をすれば必ず注目をあびる。注目をあびれば日本人も
自国の文化を誇りに思う事ができるであろう。私がこの春行ったアメリカでは
、漢字がはやっていた。漢字はもともと中国のものだが、なんとなく日本でも
使われている漢字が注目されている事はうれしかった。
 
 欧米には日本に勝る素晴らしいものがたくさんある。日本での研究費に費や
すお金は年々増えているが、やはりアメリカには負けている。よって、欧米の
良いところを吸収するという事は日本にとってもプラスになることなのだ。し
かし、そのまま日本に取り入れたとしても、長くは根づかない。日本の文化と
調和させる。このことによって日本は発展していくのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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