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真っ白な時間
アジサイ の広場
Lisa あいす 高1
 釣り、パチンコ、推理小説、料理、人はそれぞれ自分なりに趣味をもってい
る。しかし、それは本来の意味での趣味と少し異なっている場合が多いと予想
される。自分の趣味をもう一度見つめ直してほしい。自分は、本当にその事自
体を楽しんでいるのだろうか。ただ、空白の時間を求めているだけなのだろう
か。もちろん、自分の好きなことに時間を費やすということは、立派なことだ
。しかし、なにも考えずにいられる空白の時間も、人間にとっては大切なこと
であり、必要不可欠なものでもあるべきなのだ。
 
 この空白な時間は、よく考えてみれば無意味な時間かもしれない。しかし、
この意味の無い時間があることにより、人生を満喫できるのである。空白な時
間というものは、常に意識していないと作り出すことは出来ない。なぜなら、
現代の人間、特に日本人にあてはまることだが、忙しさに慣れてしまっている
。そのため空白の時間というものをもったいなく思ってしまうのである。意識
し、工夫する、このことにより空白の時間を作り出し、自分をいやし、回復す
ることが大切なのだ。現代、いやしの音楽が流行っている。人間が今まで未来
と過去にばかり目を向けていた証拠であろう。未来をみつめ、目標を定め一目
散に走り出す。これも、大切なことではある。しかし、そのような時間の合間
にでも、空白の時間を作り人間らしい時間の過ごし方をすることも大切なのだ
 
 テスト勉強ばかりしていると、急に何もしたくなくなるときがある。これは
、空白の時間を体が求めているということだ。この時は、無理に勉強を続けよ
うとせず、音楽を聞いたり、ボーっとしたりしてもいいのだ。
 
 また、学校教育の在り方を考え直すことも必要だ。希望する学校に入れるよ
うな教育ばかりをするのではなく、休息の大切さを教えることも、生徒のこと
を思えば大切なことなのだ。
 
 過労死。人間は誰もが人間らしく生きたい動物。だが、最近過労死により、
人生にピリオドをうってしまう人が増えてきている。そこまで仕事においつめ
られてしまった、その現実が恐い。もし、空白の時間を作る心に余裕があれば
・・。このような、後悔を二度と繰り返したくはない、誰もが願っていること
であろう。私はたったこの三文字「過労死」を世の中かた消し去りたい。その
ためにも、みなに、空白の時間の大切さを伝えたいのだ。「後悔先に立たず」
過労死というものが現実におこってしまったことは仕方が無い。ただ、これか
ら社会を担う若者には、絶対に過労死はさせない。なぜなら、人々がいやしの
音楽を求めていることから分かるように、人々の体は空白の時間を求めている
。私たちが素直にこの空白の時間をとりいれれば過労死なんてものは、すぐに
消え去るものなのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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