先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
挑戦
アジサイの広場
玲子あそわ高3
 今日の日本の社会では何か自分で事業を始めたり新しいことに挑戦するとい
う精神が認められずらいと感じる。昔に比べれば何かに挑戦するという機械は
多くなっているとは思うがアメリカなどのベンチャースピリットにあふれる国
々からしてみればまだまだ無に等しいくらいだ。今インターネットがたいへん
注目されているが最近アメリカの高校生の少年がインターネットを使い会社を
設立したというニュースを目にした。彼の会社はとても順調に成長しておりこ
の前に本に来て新しく会社を起こそうとしている大人達に講義までして帰って
いった映像を見た。とても自信にあふれていて大人に負けないくらいどうどう
とした彼の態度が印象的だった。その時彼とほぼ同じ歳の私の場合を考えてみ
た。自分の場合は何か新しいことを始めようとすると先のことをつい考えてみ
たりしてなかなか一歩足を踏み出すことが出来ない場合が多い。というか何か
新しいことに出会ったりすることが少ないように思う。これは自分自身にも良
くない結果を招きそうだし日本の社会全体の未来にも大きな問題になるのでは
ないか。
 
 偶然今日見ていた雑誌の人生相談のコーナーを見ていたらこんなことが書い
てあった。相談者は自分のやりたいことがないのでとりあえず大学に行った方
がよいのだろうか。ということで悩んでいた。何か最近このような記事を見か
けることがたいへん多い。世間にはやりたいことが見つからない若者達が今大
変多く存在している。この問題はその前に出てきた日本のフロンティア精神欠
如の問題にもつながることだと思う。日本の教育は落ちこぼれを作らないよう
に出来ているような気がする。そのために日本の国民のほとんど100%近くは
文字の読み書きが出来る。これは世界に誇れる日本の自慢だ。これは素晴らし
いことだ。しかし、このような単一的な教育を受けてきた私たち日本人は個性
やチャレンジ精神を失ってしまったように思う。その結果自分の道を探すこと
の出来ない人々が産まれてしまったのだ。
 
 ではどうすれば良いのだろう。新しいことに出会ったり自分の進みたい道を
見つけたりするにはまずその情報が必要だ。しかし、その情報に出会うチャン
スが私たちにはまだまだ少ない。そのチャンスに出会うにはインターネットが
一番速い方法だと思う。インターネットでは世界のあらゆる情報がかんたんに
手に入る。だが今の価格ではまだ高いのでもっと大幅に値段を下げる必要があ
る。そして日本の教育でももっと個性とやる気を尊重するべきだ。
 
 しかし、単一的な教育にいも大切なところはたくさんある。現にアメリカで
は文字の読み書きが出来ない大人などもいるし人々の貧富の差などの問題など
のある。これからは昔ながらの日本の教育の良い部分を残しつつそれに加えて
新しい時代に必要な技術たとえばパソコンなどをもっと積極的に導入するべき
だと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ