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コンビニ&自販機と駄菓子屋の違いとは...
アジサイ の広場
AE86 えや 高1
 今、日本の都会では、路上でモノを売る人を見かけることがほとんどない。
たまにあっても、ヒッピーのアクセサリーとかワゴンセールとか、朝市とか、
いかにも特別な売り方で、ただなんとなく道端に立ったりしゃがみこんだりし
て客を待つという売り手がいなくなった。又、道で売っているモノは時として
信用できない。村の顔見知り同士ならともかく、大きな町で見知らぬ者からモ
ノを買うと、万一、それがインチキな品でも苦情を持ち込む先がない。今でも
訪問販売や通販の類にはこの種の問題がつきまとっている。
 
 現在の日本では、「バラ売りでしか売らない」という売り方はあまり見ない
だろう。しかし、スーダンのタバコの売り方は違うのだ。スーダンの人にとっ
てタバコは相当な贅沢で、一度に一箱をまるごと買える者は少ない。だから、
一本ずつ買うのだ。日本ではこのような買い方のみというのはほとんど無い。
ある日、このタバコ屋から一箱買おうとした。一度に沢山売れば、簡単に儲か
るわけだからタバコ屋も喜ぶだろうと思ったのだが、それは皆がタバコ代に困
ってない国から来た者の、浅ましい考えだった。このような買い方をしてしま
うと、昼休みの一服を楽しみにしている誰かの分が足りなくなってしまうのだ
 
 現在の日本には要約にも書いてあったように、路上販売が無くなってきた。
それと同じように、駄菓子屋などの風情ある店までも無くなってきたのだ。そ
れとは逆に今度は自販機やコンビニなどが増えてきた。駄菓子屋にはあってコ
ンビニや自販機には無いモノは何だ? 答えは、言葉のコミニュケーションで
ある。今、私たちがコンビニに行っていきなり店員と話しをしようと思っても
話しができないであろう。でも、駄菓子屋では出来てしまうのだ。それに、コ
ンビニでの接客態度はマニュアルがあるのに対して駄菓子屋には無い気がする
。初めての人ならそれなりの接客をして(ある程度フレンドリーな感じもする
)、常連さんにはかなり打ち解けた感じで接客をしてくれるのだ。それに、少
しお金が足りなくても「次で良いよ」と言ってくれることがある。それに対し
てコンビニは足りなければ「即終了」である。
 
 その他にも、今流行の通信販売(主にインターネット)もそうだ。普通の店に
行けば、例え少しであれ言葉のコミニュケーションがある。しかし、ネット上
では言葉のコミニュケーションなんてある訳が無い。私はインターネット上で
モノを買ったコトが無いのでよく分らないが、おそらく、住所と電話番号、メ
ールアドレスや欲しいモノの番号か何かを書いて送信するのだろう。こんなの
に余計な言葉を付け足したら、間違いなく「エラーが発生しました。もう一度
文章を確かめて下さい」など出てくるだろう。
 
 これからの世の中、どんどんモノが普及して、インターネット上での買い物
が増えるであろう。だからこそ、これからの世の中は一昔前にあった駄菓子屋
のようにもっと言葉のコミニュケーションを取ることである。これの第一歩は
顔を覚えることであろう。「脱皮できないヘビは滅びる」というコトワザがあ
るように、これからの世の中はそのような形態を取っていかなくては、日本と
いう国は滅びていってしまうかもしれない。それに、最近は「人のことを信用
できない」という人が増えている。もちろん私も例外ではない。このような事
は、人とのコミニュケーション一つでも治していけるハズである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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