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(フツーの作物)+ χ =遺伝子組み替え食品

アジサイ の広場
AE86 えや 中3
 朝早くから夕方まで畑で仕事する。皆さんに経験はあるだろうか? 畑仕事
というものはとても大変な仕事である。私も何回か母親の実家で体験したこと
があるが、とても大変だった。   
 
 農業は、きわめて恣意的な営みである。だいたい、「野菜」という概念から
して人工的なモノである。「文化」という言葉の語源は「耕す」という意味だ
と考えられ、そうであるとすれば土を耕す農業こそはまさしく文化的な営みだ
と納得するが、しかしそれにしたところで、文化といのものは人間が手をつけ
られないような荒々しい自然をなんとか馴化して管理下に置こうとする試みな
のだ。しかし、人間はまだ自然を十分にコントロールできていない。自然の合
意を得られた分をいただくぐらいしかできないのである。   
 
 畑仕事とは自然と一体化し、作物を作っていくという素晴らしいモノだ。文
頭に「大変な仕事」と書いたが、畑を耕すのはあまり大変ではない気がする(
一日だけだからかもしれないが...)。耕運機に乗り畑の中でロータリーを
回しながら均等に耕す。私はクルマ類が好きなのでこのコトに関しては苦に思
わない。しかし、種などを飢えるのが大変なのだ。一日中まともにやっている
と腰が痛くてしょうがないのだ。私の祖父はこれを毎日のようにやっている時
期があるのだ。    
 
 話は変わるが、「畑仕事は、いくら人間が焦っても出来ないモノは出来ない
!」という言葉を目にしたが、その通りである。しかし、今はこの言葉を覆す
ようなモノが開発されたのだ。そう、それは「遺伝子組み替え」である。これ
は、味を落とさずに害虫や冷害などに強くするという夢のような作物である。
しかーし、私はこれをあまり良いものだとは思っていないのだ。その理由とし
て「人間が手を加えてしまっている」という不満と「本当に安全なのか?」と
いう疑問が残ってしまうからである。自然そのものの姿を人間がわざわざ手を
入れて壊すことはない気がするのは私だけであろうか?          
   
 
 人間は自然をどんどん加工して、住みよい環境を作ってきた。しかし、大自
然には人間の知恵を遥かに超えたものも多数存在します。自然に対してもっと
謙虚に、そして気長に取り組んでいくことが大切なのだ。
 
 畑仕事はいくら人間が焦っても出来ないモノは出来ない。これが自然の鉄則
である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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