日本語力の集大成  日本語作文小論文検定


作文文化を創造する    言葉の森 日本語作文小論文研究会

234-0054横浜市港南区港南台4-3-1 TEL0120-22-3987(045-830-1177) FAX0120-72-3987(045-832-1466)  印刷用
作文検定ホームページ開設 http://www.mori7.net/sakken/ 2004/11/5 20170628 6 2 32585
    
日本語力の集大成   作検
論文
年間365日実施
事前登録は人数のみ
ネットによる個人受検あり

検定ガイド
2015年11月改訂 言葉の森 日本語作文小論文研究会
234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台4-3-1
TEL 0120-22-3987(045-830-1177) FAX 0120-72-3987


 求められる思考力と表現力

 受験勉強の低年齢化の中で、子供たちの学習は、ますます知識を詰め込む形のものに近くなっています。
 他方、ゆとり教育の広がりの中で、多くの子供たちは、基礎的な知識の習得が不十分なまま先の学習に進むという状況に置かれています。
 両者に共通するものは、知識の有無が評価の中心にならざるをえない現在の試験制度のあり方です。知識は、考える力や行動する力の土台として必要なのであって、それ自体が目的なのではありません。
 日本語作文小論文検定試験(作検)は、作文小論文の評価を通して子供たちの知識を生きた学力に結びつけることを目指して創設されました。
 現在、作文小論文は国語の教科の一部と考えられています。しかし、国語力を日本語を駆使する力と考えれば、作文力は日本語力の集大成と言えるもので、それは更に学力の中心となるものです。


 従来の文章力評価の問題点

 これまでの作文小論文試験は、次のような問題点をかかえていました。
(1)課題の準備に時間がかかる
 生徒の実力を見るのにふさわしい問題を作ろうとすると、問題の作成自体に多くの時間をかけなければなりません。日常的に作文小論文を指導をするには、担当者の負担が大きすぎるという問題がありました。
(2)評価の基準が採点者により異なる
 評価が採点者の判断にまかされているために、字の上手さや採点者との相性など文章力以外の要素が採点に影響してきます。また、課題が受験生の得意分野だった場合、受験生の知識の量が文章の評価を左右するという問題がありました。
(3)採点に時間がかかる
 これらの問題点を補うためには、採点者を複数にしたり、一人の生徒に複数の課題を書かせたりしなければなりません。しかし、そのようにして評価に公正を期そうとすればするほど、評価そのものに膨大な時間がかかるという問題がありました。

 従来の作文小論文試験は、その重要性は認められながらも、採点の客観性が低いことと評価に時間がかかることから、広く普及するものとはなっていませんでした。
 日本語作文小論文研究会では、作文小論文の評価に新しい基準と方法を採用することにより、初めて全国的規模で継続的に実施できる作文小論文の検定試験を可能にしました。


 日本で初めての本格的な作文小論文検定

 日本語作文小論文検定試験(作検)は、20年以上にわたる作文小論文指導の蓄積をもとに、だれもが納得できる客観的な評価を目指して開発されました。その特徴は3つあります。
(1)感想文を主要な問題形式としている
 書く力は、読む力に支えられています。表現力を伸ばすためには、読解力を伸ばす必要があるという前提で問題を作成しています。作検の勉強をすることが、そのまま読解力の学習にもつながります。(ただし小学生以下は題名課題が中心です)
(2)構成を指示して評価
 文章の書きやすさは、構成の仕方によって大きく変化します。評価が文章力以外の要素に左右されないように、課題ごとに構成の大きな方向を指定しています。これによって受検者の表現力が評価に正確に反映されるようになりました。
(3)手書きの作文をテキスト化して評価
 受検者が作文小論文を書く際は、より正確な表現力が表れるように、鉛筆又はペンで書きます。しかし、採点は、手書きの文字をテキスト化することによって、評価を数値化できるようにしています。評価の基準が明確なので、受検者は検定結果をその後の学習に結びつけることができます。




 文章教育の意義


 わかりやすく書く力をつける

 文章を書くことは、自分の考えを整理することです。不確かなことを省き、確かなことを更に深め、読み手に伝わるように言葉を選択して書いていきます。
 その結果、自分自身の中で漠然と考えていたことが、はっきりした輪郭を取るようになります。相手に伝わるように書くことは、自分にとっても伝わりやすく書くことです。
 このように、文章を書くことによって、自分が何を考えていたかが改めてわかるようになります。その結果、いったん文章に書いたことは、口頭で説明するときも、わかりやすく伝えることができます。
 内容が充分に準備された話は、聞いていると、図が頭に浮かぶようだとよく言われます。それは、話す人が、自分の話すことを図解化できるぐらい整理して考えていることを示しています。
 文章を書く第一の意義は、物事をわかりやすく相手に伝えることによって、コミュニケーションの土台を作ることにあります。


 美しく書く力をつける

 文章は、ほかの表現方法である絵画や音楽と同じように、表現の美しさを楽しむという面も持っています。
 その最も典型的な例は、詩の言葉に見られます。しかし、普通の散文においても、切れ味のいい表現やユーモアのある表現に出合ったとき、人はそこにある種の心地よさを感じます。文章における美は、知性と認識の美しさです。
 文章を書いたあと、多くの人は書いたものを推敲します。その推敲の目的は、伝えたいことをわかりやすくするだけでなく、美しく伝えたいという面も持っています。
 なぜ、美しく伝えたいのかと言えば、それは美しくすることそのものに楽しさを感じるからです。
 文章を書く力をつけることは、絵の描き方や楽器の演奏の仕方を習うことと同じように、自分の表現手段を増やすことです。それは、自分の生活を美しく表現する力をつけることでもあるのです。


 発見と創造の喜びを知る

 文章を書くことは、また、発見や創造の手段ともなります。
 発見や創造の土台には、必ず正確な認識があります。文章を書くことによって、あいまいな考えは次第に明確な考えに変わっていきます。その明確な考えを文章という形で見ていると、やがて、その明確さの中に、まだ明らかにされていない何かが見えてきます。これが、発見や創造と呼ばれるものです。
 文章を書く人はよく、書くことによってわかったものがあったということを言います。それは、単に自分の考えが明確になったというだけではありません。明確さを求めることによって、自分でも気づかなかった何かに新しく気づくことがあるということなのです。
 この発見と創造の喜びは、美しいものを生み出す表現の喜びとはまた別のものです。それは、時には、文章を書く人にとって最も大きい喜びとなることがあります。
 書くことは、伝えることや表現することであるととともに、発見し創造することでもあるのです。


 書くことに対する自信を通して多くの出会いを

 書かれた文章は、常に読み手を想定しています。その読み手は、他人ではなくもう一人の自分ということもあります。
 人前で歌を歌う人は、自分の歌に自信を持っています。歌うことはだれでも好きですが、その歌でさえ、ある程度の自信がなければ表現する場所が限られてしまいます。
 文章も同様です。だれでも何かを書きたいという気持ちを感じるときがあります。そのときに、書くことに自信が持てなければ、その気持ちはそのまま消えてしまうかもしれません。
 逆に、書くことに自信がある人は、まず書き出してから考えるということをよくします。書きながら、次第に自分が本当に書きたいものを見つけていくことができるのです。
 書かれた文章は、自分の今いる場所を越えて、より広い世界や、より遠い未来に広がっていきます。それは新しい出会いと触れ合いを生み出し、その人の人生をますます豊かにしていくでしょう。
 文章を学ぶ意義は、書くことに対する自信を通して、その人の人生を豊かにすることの中にもあるのです。



 作文小論文学習の方法


 読む力を育てる

 作文小論文の土台となるものは、読む力です。
 文章を書くことは創造的なことですが、自分の中に材料がないものまで創造することはできません。読むことによって、書く材料を増やし、その材料を育てることによって書く力がついていきます。
 したがって、文章を書くための第一の方法は、まず読むことです。
 作検の課題に感想文が用いられているのはこのためです。感想文の課題となる文章を読むことは、普通に文章を読むときよりも、密度濃く読むことになります。自分の意見を作り上げようとして読むことによって、読み方も自然に深くなっていきます。
 この感想文の課題は、また、文章を書くための素材ともなるように工夫されています。つまり、ある課題を読むことによって、その課題に盛り込まれている材料や表現が、自分自身が書く文章の中身にもなっていきます。
 このため、感想文の課題となる文章の多くは、論説文です。内容と表現の優れた論説文を多数読むことによって、生徒自身の論説文を書く力を育てていくのです。


 構成を意識する

 わかりやすい文章を書くコツは、おおまかな骨格を最初に決めて書くことです。
 もちろん、文章は生きているものなので、細部まで構成を決めることはできません。あまり細かい構成指導をすると、文章はかえって味気ないものになってしまうことがあります。また、最後まで見通しのついた文章を書くことは、創造の喜びという点で、書く楽しさを感じにくくしてしまうことがあります。
 しかし、日本の従来の文章教育で欠けがちだったものは、この構成指導でした。
 作検の課題は、課題自体が構成を想定したものになっています。例えば、小学6年生相当の課題では、複数の実例を通して一般化した感想でまとめるという形で書くと、指示された項目を入れやすくなります。また、中学生以上の課題では、最初に意見や問題提起を書き、そのあとに意見の裏づけとなる理由や方法を書くような形で進めていくと、指示された項目を入れやすくなります。
 つまり、作検の勉強を通して、文章の書き方の骨格も自然に身につけることができるようになっているのです。


 表現を豊かにする

 ある文章を読んで、人が最初に受ける印象を決定づける大きな要素は、語彙の豊かさです。実は、読み手はこのことをあまり意識していません。よい文章だと漠然と感じるものが、結果として豊かな語彙を持っていることが多いという関係にあるのです。
 表現の豊かさというあいまいなものを、作検では目に見える数値で表しています。アナログ的な文章をディジタル的に数値化するので、中には妥当でないと感じられるものも出てきます。しかし、私たちは、その過程をブラックボックスにはせずに、すべてオープンにしています。その結果、書いた人が自分の文章のどういう語彙が評価されているのかがわかり、これからどういう方向で語彙を豊かにしていけばいいのかがわかるようになっています。
 また、文章の流れには、音楽に似たリズムがあります。作検では、独自の非線形理論に基づき、文章のリズムも客観的に見られる数値として表示しています。


 子供たちは客観的な評価を求めている

 作文小論文の指導は、これまで指導者の経験と熱意に支えられていました。熱心な指導者による作文の指導法のさまざまな工夫が、子供たちの文章を豊かに育ててきました。
 しかし、子供たちは、同時に、人間の手による評価にある意味で釈然としていないものも感じていました。その理由は、評価が主観的なニュアンスを持たざるを得なかったからです。
 作検の評価は、だれもが納得できる客観的評価を目指しています。
 理解できる評価に接したとき、子供たちはそれぞれの実力に応じて、自分から進んで努力するようになります。苦手な子は苦手なりに、得意な子は得意なりに、自分の今いる地点から努力できることが、客観的評価の持つ大きな長所なのです。

 


自宅で受検できて、客観性のある評価と講評がつく。
作文検定試験要項


 ■個人受験、又は7名以下の団体受検


 インターネットによる自宅での正式の作文検定試験を下記の日程で行います。合格者には、認定証が送られます。
 作文検定試験は、年4回、3月、6月、9月、12月の日曜日に行います。(2015年は3/22、6/28、12/13)
●今回の日時:2015年12月13日(日)10:30~11:45(受付は10:15から。開始時刻厳守、終了時刻は自由。作文を書き終わり次第終了して結構です。)
●試験内容:学年別の項目と題名課題で作文を書きます。課題は当日ネットで見られます。作文は手書きです。解説などのヒントはありません。受検する級は、学年に関係なく自分で選べます。
 
●準備していただくもの:google+(グーグル・プラス)のアカウント、インターネットに接続できるパソコン、ウェブカメラ。
●合格の条件は、項目、字数、時間(75分以内)ができていることです。
●費用:受検料は小1~小5は1名2000円、小6~高3は1名3000円です。小6以上は森リンの語彙力評価がつきます。(言葉の森の生徒は、受講料と一緒に自動振替を行います)
 なお、同一のハングアウトで2名以上が受検される場合は、団体受検扱いとしますので、受検者1名につき1000円の団体受検手当をペイバックします。できるだけご兄弟やお友達と一緒に受検してください。
●お申し込み方法:受検を希望される方は、お電話、又は、インターネットのフォームから11月30日(月)までにお申込みください。
//www.mori7.net/sakken/#form

 作文検定試験当日の流れは下記のとおりです。

1、試験の開始15分前の受付開始時刻からグーグルハングアウトに参加できます。(受付開始10:15 試験開始10:30)
 (言葉の森のホームページのトップに、作文検定試験のリンクが表示されます。)
2、試験の開始時刻になりましたら、googleハングアウトの画面に題名課題が表示されます。
3、試験中は、ウェブカメラに受検者が写るようにしておいてください。作文を早く書き上げた場合は、早めに退室してかまいません。
4、書き上げた作文は、ウェブカメラに提示してください。先生がその画面をキャプチャして試験は終了です。
5、終了後、作文は言葉の森事務局まで郵送してください。(作文は返却しませんのでコピーを取っておいてください)
6、後日、認定証が送られます。参加者全員に採点結果と150字程度の講評が送られます。(小6以上の生徒には森リンの点数も表示されます。)
 

 ■8名以上の団体受検


 8名以上の団体受検は、下記の要領で受検できます。
●作検の日時:ご希望の日程で受検できます。
●試験内容:学年別の項目と題名課題で作文を書きます。課題は事前に郵送でお送りします。解説などのヒントはありません。受検する級は、学年に関係なく自分で選べます。
 
●準備していただくものは特にありません。(インターネット環境は必要ありません。)
●合格の条件は、項目、字数、時間(75分以内)ができていることです。
●費用:受検料は小1~小5は1名2000円、小6~高3は1名3000円です。小6以上は森リンの語彙力評価がつきます。(言葉の森の生徒は、受講料と一緒に自動振替を行います)
 団体受検の場合、受検者1名につき1000円の団体受検経費をペイバックします。
●お申し込み方法: お申込みは、下記のページからお願いします。
//www.mori7.net/sakken/danntai/mousikomi.php

 作文検定試験当日の流れは下記のとおりです。

1、試験の課題と用紙は事前に郵送されますので、試験の当日に配布してください。
2、書き上げた作文は、言葉の森事務局まで郵送してください。(作文は返却しませんのでコピーを取っておいてください)
3、後日、認定証が送られます。参加者全員に採点結果と150字程度の講評が送られます。(小6以上の生徒には森リンの点数も表示されます。)
 

 各級の概要

12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級2級1級
相当する学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3
相当する
言葉の森
課題の
アカシア
イバラ
ウツギ
エニシダ
カキ
キンモクセイ
クリ
ケヤキ
サツキ
シオン
ススキ
セリ
タラ
チカラシバ
ツゲ
テイカカズラ
ナツメ
ニシキギ
ヌルデ
ネコヤナギ
ハギ
ヒイラギ
フジ
ヘチマ
マキ
ミズキ
ムベ
メギ
ヤマブキ
ビワ
ユーカリ
ベニバナ
ライラック
リンゴ
ルピナス
レンギョウ
ワタスゲ
ピラカンサ
プラタナス
ペンペングサ
ガジュマロ
ギンナン
グミ
ゲンゲ
ザクロ
ジンチョウゲ
ズミ
ゼニゴケ
文章の種類 自由な題名による事実文 身近な題名による事実文 身近な題名による説明文 身近な課題による意見文(A) 身近な課題による意見文(B) 象徴的な課題による意見文 人文科学的な課題による小論文 社会科学的な課題による小論文 自然科学的時事的な課題による小論文
字数 200字
以上
400字
以上
600字
以上
800字
以上
1000字
以上
1200字以上
認定証は○級○点という形です。字数が上記より少ない場合は低い点数で認定されます。
時間 75分以内
課題例 自由課題 身近な事実文 身近な説明文 身近な意見文 象徴課題 論説文
きょうのこと、このまえのことなど自由に おふろで遊んだこと、がんばったこと、○○したこと 私の友達、私の長所短所、私の○○ ○○はよいか悪いか 道、窓、風 今日の社会における○○という問題をどう考えるか
表現
項目
会話・
思ったこと
会話・
たとえ・
思ったこと
会話・
たとえ・
思ったこと
体験実例・
たとえ・
わかったこと
体験実例・
たとえ・
一般化の主題
是非の主題・
複数の理由・
反対意見の理解
総合化の主題・
複数の意見
生き方の主題・
複数の方法・
反対意見の理解
当為の主題・
複数の方法・
反対意見の理解・
自作名言
社会問題の主題・
複数の原因・
反対意見の理解・
自作名言
予測問題の主題・
原因と対策・
反対意見の理解・
自作名言
表現項目のできたところは、項目マーク( )などをつけてわかるようにしていただきます。

 
検定結果の見方
検定結果の見方1

 
[1a] 作文検定の結果が出ています。該当の級に合格しなかった場合は、「○点証明」のように、点数の証明だけを行っています。
 最高点は100点前後ですが、全体の点数の分布によって決まる点数なので、100点満点ではありません。(点数については、以下同じ)
[1b] 該当の級に合格した場合は、「○点○級認定」のように、級の認定を行っています。
[2] 作文の総合点です。この総合点から、表記ミスや項目不足の減点をした点数が作文検定の点数になります。
[3] 作文の字数です。改行などによる空白を入れない正味の文字数です。
[4] 思考語彙の点数です。考える語彙が豊富な場合は高得点になるので、作文のジャンルによって大きく異なります。一般に生活作文が中心の小学生の場合は点数が低く、論説文が中心の高校生の場合は点数が高くなります。
 下の棒グラフは、全体の点数の分布と自分の点数の位置を表しています。(グラフについては、以下同じ)
[5] 知識語彙の点数です。複雑な概念を表す言葉が多いと高得点になります。一般に、小学生では点数が低く、高校生では点数が高くなります。
[6] 表現語彙の点数です。語彙の多様性を表しています。実例の種類を広げたり、言い回しの仕方を工夫したりすることによって点数が高くなります。
[7] 総合点の位置と思考語彙、知識語彙、表現語彙の点数の位置を表しています。
 総合点は、字数、思考語彙、知識語彙、表現語彙のバランスによって決まります。
[8] 思考語彙、知識語彙、表現語彙をイメージ化したものです。ひし形の縦と横の長さが同じに近いほどバランスが取れています。
[9] 検定委員による講評です。(今回は講評は入っていません)
[10a] 受検した級の項目とキーワードの表です。
[10b] キーワードが入っていない場合は、キーワード不足の減点が表示されています。
[11] 手書きの原稿をもとに、検定委員がテキスト化したものです。このテキスト化した原稿をもとに字数や語彙の集計をしています。
※テキスト化した原稿には入力ミスがある場合がありますが、その入力ミスによって点数が低くなることはありません。
 

検定結果の見方2

 
[12] 手書きの原稿です。
[13] 表記ミスの表示です。
 小4以上は、段落ができていないと減点、小5以上は、常体統一ができていないと減点になります。
 高校生以上は、誤字も減点になります。
[14] 表記注意の表示です。
 表記注意は、「これからできるだけ気をつけましょう」という意味なので、減点にはなりません。
[15a] 受検した級に合格しなかった場合は、取得した点数の証明書が発行されます。
 この証明書は、外部に対する正式の証明書としての効果はありません。
[15b] 受験した級に合格した場合は、取得した級の認定証が発行されます。
 この認定証は、外部に対する正式の認定証としての効果があります。
 

作文検定の点数を上げるポイント

▼級ごとの難易度
 小学生の級は、目標の字数が書けていればほぼ合格圏内です。中学生の級は、目標の字数が書けていてしかも項目と表記ができていれば大体合格圏内です。しかし、高校生の級は、語彙の点数が高くないと合格圏内に入りません。また高校生の級からは誤字も減点になるので、誤字があるだけでも合格はかなり難しくなります。
▼字数が最重要
 小1は200字、小2は400字、……小6以上は1200字が字数の目標です。小6以上の人は、75分以内にこれだけの字数を書くのですから、書くことにかなり慣れている必要があります。時間をかければ長く書けるという人は、早く書き上げる練習をしていきましょう。時間をかけても長く書けないという人は、書く力よりも先に読む力をつけていきましょう。
▼思考語彙は、考える言葉
 思考語彙は、論理的に書く文章では点数が高くなります。したがって、実例を生かして書く小学生の作文では、この点数はあまり高くなりません。文章のジャンルによって点数の枠が決まってきますから、小学生のうちは、思考語彙の点数はそれほど高くなくてもかまいません。高校生で思考語彙の点数が低い場合は、接続語や助動詞を工夫して論理的な文章を書いていくように心がけましょう。
▼知識語彙は、難しい言葉
 知識語彙は、学年による成長の差が点数の差として出やすい分野です。例えば、小学生が「おなかがすいたので」と書くところを、高校生は「空腹なので」などと書きます。文字数は少なくなりますが、その文字が表す意味は変わらないので、密度の濃い言葉で書くことになります。このような語彙が知識語彙です。知識語彙は、実例のジャンルによっても異なってきます。身近な体験実例よりも社会的な実例の方が知識語彙の割合は高くなる傾向があります。高校生で知識語彙の点数が低い場合は、社会実例を増やしていくように心がけましょう。
▼表現語彙は、語彙の多様性
 表現語彙は、語彙の種類の多様性です。「ご飯を食べて、たくあんを食べて、さしみを食べた」と書くよりも、「ご飯を食べて、たくあんをかじって、さしみをつまんだ」と書く方が、表現語彙の点数は高くなります。表現語彙の点数が低い場合は、できるだけ多様な表現をするように心がけましょう。
▼語彙のバランス
 思考語彙、知識語彙、表現語彙のうち、ある点数だけが突出して高いと、文章のバランスが悪くなるので、かえって総合点は低くなります。例えば、思考語彙だけが高いと、骨組みだけの堅苦しい文章になります。知識語彙だけが高いのは、経済用語などを使いすぎて重い文章になっている場合です。表現語彙だけが高いのは、固有名詞などが多く、事実の羅列になっている文章です。全体のバランスを考えながら、それぞれの点数が高くなるようにしていきましょう。
▼項目
 それぞれの級に必要な項目があります。項目は、キーワードが入っているかどうかが基準で、キーワードが入っていないと減点になります。内容的にできているかどうかということで評価をすると、検定委員の主観による差が出てしまうので、単純にキーワードの有無で評価をしています。
▼表記ミスと表記注意
 表記ミスは、小4以上の段落、小5以上の常体統一、高1以上の誤字なし、ができていない場合の減点です。高校生以上は、漢字で書くところをひらがなで書いていた場合も誤字と同じ扱いとなります。
 表記注意は、表記上の注意ですが、減点にはなりません。


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