ここで削除や編集ができるのは書いた人だけです。コードとパスワードを入れてください。
(
●絵の実
)
文章にルビ(ふりがな)を入れる場合は、
●ふりがなのページ
をご利用ください。
編集
山・月・曜日・先生を変えた場合は、相手・風曜日学期もそれに合わせて変更すること
コード(ローマ字):
パスワード:
【topicsからのデータ】
山
:
年 :
月
:
週 :
曜日:
先生
:
生徒:yutee
相手
:
自分:yutee
/
youbi_kaze_gakki
:
題名:
名前:
本文:
それは、三十数年間の常識が破られ、希望と感動と声が爆発した瞬間だった。 「逆転」、「一点差」、「勝った」 この言葉が信じられない五年間を送ってきた。運動会で優勝したのは二年生で、もうその時の記憶と言えば、ダンスで水着を着なくて良かったと思ったことくらいだった。 (一年生の時、水着に装飾を着けて、グラウンドの中で踊ると言うダンスだったのだ) 「逆転」が信じられなかったは、少なくともこの五年間で、お昼前に点数で負けていた組が、優勝す事はなかったからだ。だからこそ、六年生の運動会で優勝することばかり想像していたけれど、お昼前の点数を見て、私は半分諦めていて、投げやりだった。もう私にできる事は無い、と。後はリレー選手に任せよう、と。私は足が速い方ではないし、どちらかと言うと遅い。自分が何位を取ろうが、一点なんて大した事は無い。自分は、大会社で言えば下っ端社員にすぎない。決して、前向きとは言えなかった。必死に駆け回った棒取りも負けて、私はただただ、後ろを振り向くだけだった。 そんな中、ビッグニュースが入った。慌ててテントに駆け込んできた友人の話によると、リレーで私たちの組が一位と二位を取れば、勝てるかもしれないと言うことである。リレー選手にはもう伝えたと言うので、私は勝てるかも、とちょっぴり思った。だが二位だったハチマキチームが、他の組のチームとぶつかり転んでしまって、ブーイングが巻き起こった。 「わざとでしょ!!」 「ひどい!!」 結局、私たちのクラスの帽子チームは、一位を取っているものの、走者が変わってもハチマキチームは四位のままだった。唯一、頼りにしていたのは、全校最速と言われているアンカーだった。しかし、それでもダメかな、とも考えた。なぜなら三位と二位の人もすごく離れていたし、一位の人は、さらにずっと先にいた。でも誰もあきらめなかった。だってこの運動会で最後だから。後は十秒で片付いた。物語を初めて作る人たちが考えるような、見事な結末だった。 アンカーは、土煙を立てるくらいのものすごいスピードで走り、あっという間に、三位と二位の人を追い抜いてしまった。横を見ると、口を閉じている人な誰もいなかった。 一位と二位は取れたが、果たして勝っているのだろうか。「勝利」を疑ったのは、その時だった。けれど「勝利」の可能性を疑いはしなかった。それは「勝てるかもしれないよ。」と言った友人を信頼しているからでもあり、勝ちたい、と思い続けていたからでもあった。 先生の声の響きが耳に残っている。それを聞いた時の私たちの叫び声も。そして喜びの声も。学校で泣いたのは初めてだった。先生に叱られた時も、悲しい時も、学校で涙を見せた事はなかった。嬉しくて泣いたのも初めての事だった。今だけは泣いていい気がした。思いっきり今を楽しんでいる気がした。だから、泣いた。ただそれだけだった。「勝った」という自分の声が、頭の中でこだましていた。 ふと我に帰った時、「一点差」という言葉が浮かんだ。徒競走で、私は六人中四位だった。徒競走では、一位は三点で二位が二点、三位が一点もらえる。もし私が、三十センチ前にいた三位の人を抜かしていれば、点数の差は三点だった。「一点差」ではなく「三点差」。そう考えると、私の役割はもはや下っ端の社員では無い。会社の重役だ。いや、みんなが重役に思えた。もう、私たちに上と下なんてなかった。みんな重要で、みんな勝利を左右している。誰かが、三位ではなく四位を取ったら、引き分けか負けだった。活躍した人も、そうでなかった人も。一位の人も、六位の人も。みんな勝利を喜ぶ点では同じだった。一番自分が重要とされている。私はこの運動会で、一番成長出来た。大きな出来事も小さな変化も、人間にとっては大事なことだ。心からそう感じた。 運動会が終わって、教室に帰った私たちは、部屋を見て爆笑した。そこには、「赤」の字で埋め尽くされた黒板があった。 「これ、行く前に書いた字だ」 「もしかすると、これのおかげかも。」 その後、水拭きの雑巾は真っ赤になり、売るほどあるように見えた赤いチョークは、すべて粉になって教室からなくなったので、職員室から持ってきたりと、大騒ぎだった。
上のtopicsの本文が、下のhyoukaの本文にも上書きされる。
その他:
種類:
/
/sakubunn
/parent_id:0
/topic_id:681934
/root_id:681934
/email:
/create_dt:2016-10-10 23:34:12
/modify_dt:2016-10-10 23:34:12
/namae_host:121.103.252.94
/hajime:0000-00-00 00:00:00
/owari:0000-00-00 00:00:00
/yobi:時間= 問題= 問題= 問題= 問題= 問題= 問題= 問題= 問題= 投票= 自習= 内容=2 字数=1756 構成=2 題材=2 表現=2 主題=2 表記=2 読書= 記録=
【hyoukaからのデータのうちtopicsから取得できないもの】
表現:
時間:
4週の読解問題3
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
山のたよりに入れる番号
投票:
自習:
題名:
学年:
幼中
幼長
小1
小2
小3
小4
小5
小6
中1
中2
中3
高1
高2
高3
社
月:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
山:
の山
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
月
1
2
3
4
週 範囲:
1-3
4-6
7-9
1-9
内容:
字数:
構成:
題材:
表現:
主題:
表記:
読書:
その他:
on_te:on_sakubunn
/ko_id:
/sa_id:
/hi_id:
/日時:
(
●絵の実
)
文章にルビ(ふりがな)を入れる場合は、
●ふりがなのページ
をご利用ください。
削除
相手:
自分:
コード(ローマ字):
パスワード: