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生徒:aasime
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youbi_kaze_gakki
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作者が強調しているのは、人間は自らを飼育し家畜化している、ということである。人間は、自身のつくった社会システムに依存して暮らしており、鎖につながれて走る犬と大差はない。違う点と言えば、社会的・文化的な側面があるかどうかや、鎖が目に見える物かどうかぐらいだという。ここで「飼育される」とは、食物を供給され生活空間や場を与えられる状態を指す。ヒトは社会システムに参加して食物を手に入れており、人間は自己家畜化を行っていると言って間違いない。私が考えるに、人間は社会から完全に自由になれない。つまり人間が集まって生活をするうえで、自己家畜化は不可欠であり大切にするべき行為なのである。 その第一の理由は、自己管理方法を磨くことで仕事の質を高められるからだ。例えば私は数年前からその日一日分の日程表を胸ポケットに忍ばせている。時間、内容、準備物、備考の4項目しかなく簡素である。日程表に書き込んだ仕事を終えると、そこに赤ペンで二重線を引く。日程表が赤い線で埋まっていく様は快感で、仕事もドンドンはかどる。この習慣を始めてから、仕事の漏れが減り生産性も上がった。 このように私は、より良い仕事をするために日程表を使い自己家畜化の精度を高めた。生徒の自己管理能力を高めるために、学校がビジネス手帳を配る時代である。さまざまな道具を駆使して能率的に働くことは、社会人として当然の努力と言える。 第二の理由は、システムから逃れ自由に振舞ったところで幸せになれないからだ。一例を挙げよう。イギリスのパンクバンド「セックスピストルズ」は代表曲アナーキー・イン・ザ・UKで、すべてを否定しすべてを破壊しようと歌った。「行き交うやつらをブッ殺したいぜ」「交通を遮断してやる」。歌詞を地で行くようなメンバーのシド・ヴィシャスはバンド解散とほぼ同時に、ガールフレンド刺殺容疑で逮捕され、まもなくヘロインの飲み過ぎで死亡した。 こうして、建設的なビジョンを持たないままシステムに反逆するだけでは、自滅してしまう。なるほど、シド・ヴィシャスの生き様には甘美で魅力的な面もある。頑迷で既得権益を守る事に終始する駄目な大人に対して、一矢報いたい若者の気持ちはよく分かる。しかし自由を達成するために、何をしても良いわけではない。後先を考えず破滅の道を行くようなアナーキズム的行動を、賢明な人間が行ってはならないのだ。 確かに人間には自由が必要である。すべての行動を規制されたら、世界はひどく息苦しくなるだろう。一方で「70にして己の欲するところに従いて矩を踰えず」との言葉を孔子は遺した。修練を積んだ人間の振舞いは、それがどんなに自由奔放なものでも、正しい道から決して外れないのである。孔子は過去の偉大な聖王を尊び政治を学んだ末に、その境地にたどり着いた。このように、本当の自由を手に入れるためには、人間が作り出した社会システムと向き合い、それを自分の血肉とする必要があるのだ。
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表現:
時間:
4週の読解問題3
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
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自習:
題名:
学年:
幼中
幼長
小1
小2
小3
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小6
中1
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高1
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社
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山:
の山
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11
12
月
1
2
3
4
週 範囲:
1-3
4-6
7-9
1-9
内容:
字数:
構成:
題材:
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表記:
読書:
会社を変える分析の力
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●絵の実
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