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題名 ルールのある生活 85
名前 森川林
時刻 2005-09-12 09:24:55
 ときどき、「○○が忙しくなったので、しばらく休会したいのですが」という連絡を受けます。
 私(森川林)が保護者と話をする機会があるときは、よく次のように言います。「忙しいからという理由で簡単に休会すると、子供さんは『この習い事はその程度のものなんだ』と思います。そうすると、再開したときにも、少し苦しくなると『また休みたい』と言うようになります。習い事というのは、いったん始めたら、あらゆる困難を排して続けるぐらいのつもりで取り組んだ方が、生活全体にしっかりした柱ができます」
 小学校低学年のときは、勉強の中身よりも、勉強の姿勢を身につけることの方が大事です。
 もちろん、それでも受験の一時期は両立ができないときもあります。また、部活でどうしても時間が取れないという場合もあります。そういうときは、はっきり理由と期限を決めて休会させることが大切です。「受験で時間が取れなくなるから、○月から△月まで休んで、□月から再開しようね」という言い方です。なりゆきでやめて、なりいきで再開するのではなく、できるだけ事前の予定を立てて行動していくことが大事です。そして、決めたことはカレンダーなどに書いて、必ず実行する必要があります。
 決めたことを実行するというのはとても大切なことです。親の言うことを聞かない子供がよくいますが、その原因は、親が自分の都合で約束を破っているところにあります。例えば、「テレビを長い時間見るのはやめようね」と口で言って、そのあと、子供が長い時間テレビを見ているのを注意しないと、子供は、「お母さんの言うことは口先だけだ」と学習します。親には、約束を破ったという意識はないので、「どうして、うちの子は言うことを聞かないのか」と思うのです。
 子供との約束で、例外を作ることは厳禁です。子供は、その例外を学習するからです。ですから、子供に何か言うときは、それが実行できるかどうかよくよく見極めてから言葉に出す必要があります。テレビの例で言えば、「今度の○日から、1日にテレビを見る時間は○時間にしようね。これは、おかあさんがよく考えて無理のない時間だと思ったから決めたことなので、必ず守ろうね」という言い方をします。そして、しばらくの間は、子供がテレビを見るたびに、事前に「○時○分になったら消そうね」と言って、子供が時計を見られるようにしておきます。つまり、子供が容易に約束を守りやすいようにフォローしながら約束を守らせるのです。そして約束が守れたことを褒めてあげます。
 これとは逆に事前に何も言わずに、約束の時間が経過してから突然「ほら○時間だからやめなさい」という言い方をすると、子供の心理的な抵抗は大きくなります。そして、この言い方は子供に約束を守れなかったという感覚を持たせます。こういう心理的な抵抗を大きくする話し方をするお母さんがとても多いのです。
 授業の振替の電話のときも、事前に、「○日の○時ごろに、振替の電話をしようね」と言っておき、その時間が近づいてきたら、もうひとこと「あと、15分ぐらいした電話して作文を書こうね」と徐々に子供の心理的な抵抗をなくし、そしてちょうど時間が来たときに振替の電話をすればいいのです。しかし、多くのお母さんは、突然「あ、この前書かなかった作文の振替の電話しなさい」などという言い方をします。もっとひどいお母さんになると(笑)、「どうせ、今ひまなんだから」というような言葉まで付け加えます。このあたりの配慮ができるかできないかは、やはりその人の苦労の差のように思います。
 このようにルールのある生活をすることと反対のように見えますが、もう一つ大事なことは、無理をしないということです。私は、自分の子供の場合、作文が何回分たまってしまったときは、前回までの分はなしということにしていました。休んだ分を取り戻そうというようなことでがんばるのは自分も嫌いなので、子供も嫌いだろうと思ったからです。しかし、ただ休みというのではなく、そのかわり本を○ページ読んでおくというような簡単にできることをさせていました。
 子供は、勉強の中身だけでなく勉強の仕方からも、生き方に関する多くのことを学びます。お母さんの行う選択の一つひとつが子供の人生観を形成しているのだという自覚を持って、勉強に取り組んでいってください。
 
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