●総合 79 点 

字  数 1829 字 思考語彙 51 点  (11 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 104 点  (121 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 114 点  (234 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙51





































































114
知識語彙104
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0501151910070510031114090611060503030515031511110507050711090604021020071707120507110418


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
18 した。
9 らだ。
48 した。
72 いる。
53 した。
29 ある。
24 いた。
45 とだ。
20 ある。
37 出る。
57 とだ。
41 った。
30 とだ。
39 いる。
25 泳ぐ。
25 良い。
21 らだ。
20 ない。
19 ない。
63 なる。
10 当日。
63 った。
48 来た。
40 れた。
25 ろう。
33 った。
19 のに。
27 いた。
58 いた。
48 のだ。
20 ない。
36 らだ。
8 番で。
48 さい。
84 んだ。
30 った。
63 いだ。
27 かず。
42 った。
26 数字。
32 うだ。
42 うだ。
15 話す。
71 った。
84
72
71
63
63
63
58
57
55
53
48
48
48
48
45
44
42
42
41
40
39
37
36
34
33
32
30
30
29
28
27
27
27
26
26
25
25
25
24
21
20
20
20
19

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
もし、一番でバトンが渡されたら、二番と更に差を付けなさい。」 と言う実行するのは、天と地がひっくり返ったとしても難しい言葉を胸に、ジャンプ台から水面へ一気に飛び込んだ。 (84字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
る。そして、迎えた当日。私は、四年生から三年連続でこの会場に足を運んでいるが、やはり、緊張が隠しきれずメインプールでのアップは思うようにいかなかった。不安になっていたとき、私以外のメンバー三人が、
「自己ベスト出そうね。」
と結束を確かめに来た。私は、その言葉を聞いた瞬間、まるで、言葉に表しきれないほどの安堵感に満たされた。たぶん、その言葉には、魂が込められていたのだろう。私は、何を不安がっていたのか、数秒前の自分に問いただしたくなった。私には、こんなに素敵な仲間がいるのに。私は、力強く
「お互い頑張ろうね。」
と大きく頷いた。その後私は、緊張することもなく、落ち着いた状態で、アップ用プールでメンバー三人とフォームのチェックをしたりしていた。もちろん、出番直前はもちろん、私にバトンが一着で渡されたときには、本当に石化してしまったものだ。しかし、そう長く石になってもいられない。なぜなら、五十メートル先のゴール板を目指して泳がなくてはならないからだ。それも、一番で。私は、練習のとき指導の先生が教えて下さった、
「一番以外でバトンが渡されたら、一番になりなさい。もし、一番でバトンが渡されたら、二番と更に差を付けなさい。」
と言う実行するのは、天と地がひっくり返ったとしても難しい言葉を胸に、ジャンプ台から水面へ一気に飛び込んだ。そう思ったが、私には、二番との差を気にする余裕など無かった。リオ五輪で平泳ぎで銅メダルに輝いた星奈津美選手が試合後のインタビューで口にしていたように手も足も動かなくなる程、必死に泳いだ。最後の一掻き、一瞬の息継ぎ、片手タッチまで気を抜かず。ゴールインして私は、電光掲示板を見た瞬間、これは、結束力の順位だと心の底から思った。今でも忘れられない、
「二分一秒三 一位」と言う数字。
母は、小学校四年生のときに書道大会で学年優勝を果たしたそうだ。母は、昔から、文字を書くことが好きでお習字教室には、一日も休むことなく通ったそうだ。その努力が実ったのかなと話す。それを聞いて、私は、すぐに「遺伝」と言う単語を思い浮かべ、今からでもお習字教室に行くか、母に習おうと心の中で、多分しない目標を立ててしまった。
 一番になった経験は、人間にとって、プライドを与える。それが、仲間とともに何かを作り上げるものなら尚更だ。
「井の中の蛙大開を知らず」
と言う諺が有るように、上には上がいる。私は、これからこの日のことをバネにして、水泳の技術的な面でも仲間との信頼関係でも空高く飛んでいこうと決意した。
「わぁぁぁ。」
来年は、あの声を聞けないかもしれない。でも、私達が残した結束力だけは、いつまでも水飛沫と共に透き通った輝きを放っているだろう。

原文   森リン ベスト5