●総合 92 点 

字  数 1746 字 思考語彙 64 点  (22 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 92 点  (97 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 88 点  (149 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙64

































































88
知識語彙92
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0808070609120207100708050909090903100715070908090705090307060704030709171315150507050812


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
33 いる。
44 思う。
27 らだ。
21 思う。
35 のだ。
56 ない。
15 いる。
24 いた。
50 ない。
33 ない。
25 うだ。
21 いう。
36 うだ。
32 とだ。
30 いる。
38 いた。
14 ある。
51 うだ。
32 ある。
55 持つ。
37 のだ。
43 らだ。
39 いる。
40 かる。
30 べる。
28 うか。
32 思う。
12 心だ。
27 のだ。
31 思う。
29 まう。
20 ある。
16 ある。
31 ける。
45 ある。
78 ろう。
64 しい。
77 ある。
73 筈だ。
20 くる。
25 った。
23 ない。
38 のだ。
54 ある。
78
77
73
69
64
56
55
54
51
50
49
45
44
43
43
40
39
38
38
37
36
35
33
33
32
32
32
31
31
30
30
29
28
27
27
25
25
24
23
21
21
20
20
16

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
会社ぐるみの汚職や、国ぐるみの不正行為などというものも、会社や自国といった世間だけが視野に入って、社会というより大きな視野を持てないところから来るのだろう。 (78字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
、まるでそれを裏付けているかのようだ。個人として自立するというのは、民主主義の根幹であり、基本である。ところが日本は、ほぼ単民族国家であり、社会の前に「世間」というものがあり、その中で持ちつ持たれつの関係を持つ。その「世間」に排他性があるならば、とらわれすぎるのは良策とは言えないのだ。
また第二の理由としては、皆と同じような視野でしか物事を見られなくなってしまうからだ。ある調査によると、行きたい旅行先は、一位のオーストラリアが過半数を占めている。これを見ていると、自分の行きたいところも周囲の影響を受けていることがよく分かる。僕の弟もよく、
「皆やっているから。」
という根拠を述べる。しかし、これは本当に根拠として成り立っているのだろうか。恐らく僕は、この発言は多角的な視野で物事を見ていないのだと思う。皆やっているから安心だ。といった「赤信号皆で渡れば怖くない」では通らないのだ。「自分」という独自の文化というものを形成すべきだと、僕は思う。皆の視点からではあまり独自性のない文化が形成されてしまう。協調と依存は、大いに違うことなのである。それは文化でなくてもそうである。例えば電車の中で集団で騒いでいる連中というのは、よく見かける。その集団の中という世間で生きているので、他の乗客という社会が見えなくなってしまうのである。会社ぐるみの汚職や、国ぐるみの不正行為などというものも、会社や自国といった世間だけが視野に入って、社会というより大きな視野を持てないところから来るのだろう。しかし、日本人の感覚としては、たとえ社会的にみて悪いことであっても、世間のためにやったという人を評価するところがあるから難しい。例えば学校の中でいじめなどが顕在化しにくいのも、所属する世間、即ち学級から爪はじきされるのが嫌だからということもあり、自殺につながってしまった事例もある。このように、自分が居心地よく学級にいられて、一人でどこの所属に入っていなくても、判断力があれば無所属であろうと何であろうといじめは起こらない筈だ。今、日本にはいろいろな民族が入ってくる。もはや、日本人が全世界に進出できる時代にもなった。これからは、世界単位で地球を作らねばならない。やはり日本人としての自己同一性を持って世界に溶け込んでいくことが大切なのだ。
 確かに、仲間同士で助け合うことは良いことであり、仲間がいて安心して疎外感も無く過ごせる、という意見もある。しかし、「人間は強くなるほど素直になれる。」という名言があるように、世間にとらわれずに視野を広げ、自分の価値観をしっかり持つことが大事だ。だから僕は、グループという仲間意識というものにとらわれ過ぎることは大切ではないと思う。これから僕は、個人としての自分を形成しつつ、多くの人から学び、自分を育てる繊細さを持っていきたい。

原文   森リン ベスト5