●総合 82 点 

字  数 1086 字 思考語彙 57 点  (16 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 108 点  (129 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 106 点  (208 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙57






































































106
知識語彙108
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

07050512120610131315030508211307070905120815060514


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
30 いる。
24 りだ。
26 する。
53 ない。
49 する。
30 良い。
39 らだ。
41 った。
49 せた。
71 のだ。
23 った。
22 ある。
39 らだ。
94 める。
54 ある。
26 てだ。
29 ない。
37 ない。
27 きた。
68 ある。
34 える。
55 した。
28 のだ。
25 れた。
67 ある。
94
71
68
67
55
54
53
49
49
41
39
39
37
34
30
30
29
28
27
26
26
25
24
23
22

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
「自分に友達のできないのは、口が重く、しゃべることが下手で・・だと思っている人も少なくない。」日本での子育ては、大人自らを子どもの目線に降りて行って、赤ちゃん言葉をかけることからはじめる。 (94字)
 

【本文】
 日本人は「見る」ということに重要な意味を持つと認識している。百聞は一見にしかずということわざの示すとおりだ。であるから、社交の基本は「見る」ことにより成立する。若い男女の恋人同士が愛の告白をするとき、西洋人のように、「私はあなたを愛しています」などと決していわない。そんな言葉を口に出さなくとも、日本文化特有の共通な対象を見ることによってコミュニティーが成立する。言葉に頼らない、日本的なコミュニケーションのとりかたは良い。
 その第一の理由は、老若男女を問わず同じものを見て共に理解を深められるからだ。以前、私が斎藤清画伯の版画展を鑑賞しに行った時、深々と降る雪景色に釘付けになった。描かれている雪のあぜ道から、聞こえてくる雪を踏みしめる音や、厳冬の中で吐く白い吐息に思いを馳せた。会場で同じ版画の前に立つ人達は、日本美の奥ゆかしさに導かれるかのように、言葉では表現しえないコミュニケーションを共有していたにそういないのだ。まるで宗教にでも洗脳されているかのようだった。したがって、世の中の事象は論より証拠である。
 第二の理由は、コミュニケーションを取れば相手への思いやりの心を育てるからだ。「自分に友達のできないのは、口が重く、しゃべることが下手で・・だと思っている人も少なくない。」(長文8.3週 いったい臆病とは から引用)日本での子育ては、大人自らを子どもの目線に降りて行って、赤ちゃん言葉をかけることからはじめる。その結果、親から脱皮できない子は滅びる(笑)というマイナス面はあるものの、相手を思いやる大人へと成長するのである。けれども、欧米では個人を優先させ自立を促す子育てだ。どちらも人間形成において大切だが「全て俺のお茶」ではない。(オールマイティーの意味を考えよ)
 確かに、的確な言葉を使って意見を伝達するほうが、誤解を招くことが少ない。しかし、「哲学者たちは、世界をさまざまに解釈してきた。しかし、大切なのは、解釈することではなく、変革することである。」の名言があるように、すべてを言葉だけで正確に伝えようとしても限界がある。私は日本人の言葉が少なくない特殊なコミュニケーションを良いと考える。例えば、今回大阪なおみ選手が全米オープンで優勝し、表彰式会場でファンに対して異例といわれる「涙の謝罪」をした。最初に起きていたブーイングが、歓声へと変貌を遂げたのだ。そのときの感動はメディアを通じて世界へ発信された。つまり、リアルタイムのテラ情報を正確迅速に伝えられたのは、言葉のみを駆使する欧米の文化ではなく、日本的なコミュニケーション文化である。

原文   森リン ベスト5