●総合 86 点 

字  数 1227 字 思考語彙 57 点  (16 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 72 点  (58 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 79 点  (118 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙57

























































79
知識語彙72
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 △文のリズムが標準と異なっています。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲113字 モンスターペアレントが「子供が負けるのを見たくないから、皆で一斉にゴールさせてくれ」などといったクレームが来たので、多くはゴールテープの前で皆で止まり、それから息を合わせてゴールをするといった、とてもおかしいことを教えている。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0825031112090805050704180905051102090708060513050305050403101106170112


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
35 うだ。
113 いる。
17 ずだ。
39 うか。
34 なる。
50 まう。
32 ない。
27 ある。
19 ある。
35 とだ。
21 った。
70 った。
39 った。
32 する。
19 けた。
42 った。
9 った。
37 いた。
32 いた。
40 とだ。
35 ない。
22 ある。
60 ない。
25 まう。
15 ある。
23 ない。
23 ない。
20 切だ。
20 まう。
46 ない。
29 なる。
35 ある。
68 ない。
8 とだ。
52 ある。
113
70
68
60
52
50
46
42
40
39
39
37
35
35
35
35
34
32
32
32
29
27
25
23
23
22
21
20
20
19
19
17
15
9
8

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
モンスターペアレントが「子供が負けるのを見たくないから、皆で一斉にゴールさせてくれ」などといったクレームが来たので、多くはゴールテープの前で皆で止まり、それから息を合わせてゴールをするといった、とてもおかしいことを教えている。 (113字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
アレントが「子供が負けるのを見たくないから、皆で一斉にゴールさせてくれ」などといったクレームが来たので、多くはゴールテープの前で皆で止まり、それから息を合わせてゴールをするといった、とてもおかしいことを教えている。しかし、それでは終わらないはずだ。先生の前で止まり皆で一斉にゴールした子供たちが大人になったらどうなるだろうか。同世代の人たち全員で能力のある人もない人も構わず前に進むことになる。すると、一人が出来ないならばその人に合わせなければならないから、なかなかことが進まなくなってしまう。それで今の社会はいいのかと、聞かれたら素直に頷くことは出来ない。私たちは、自由に競争することの意義を認めるべきである。そのためには考えられる方法は二つある。
 第一の方法としては、平等主義ではなく、勝つことの喜びを味わうことだ。保育園のときから決まって私は大トリだった。劇をするにも主役、運動会のリレーでも私よりも速い人や同じくらいの人がいるのにアンカーをやり、中庭で遊ぶのでさえも私が仕切ることも多々あった。そのころから、私は他の人には負けたくないという自分なりの醜いプライドがあった。私が初めて敗北感を味わったのは小学校五年生のときだった気がする。水泳で同い年の女の子にタイムで負けた。その子は小さい時から水泳を習っていて、たまたま体が柔らかく水泳にはかなり有利だった。とても悔しかった。いつか、その子を上から見下ろしてやるという覚悟でその後は水泳を続けていた。悔しいということは目標があるということでもあると、私は気づいた。
 第二の方法としては、能力の多様性を認めることで、個性や自分らしさを磨くことだ。私たちに求められている能力はいろいろなテストで良い点を取る事ではない。社会にどれだけ適応できるかということである。短距離が向いている人にコーチが「グラウンドを十周して体力を付けなさい」と言ってもその人が長距離が得意になるわけではない。それどころか、短距離の才能がどんどん澱んでしまう。それでは、宝の持ち腐れである。自分に何があっているのかは自分しかわからない。だからこそ、没個性を自分から選んではいけない。
 確かに、平等に仲良くすることも大切だ。そうでないと、誰かが一人になってしまう。私は一人でもいいという人もいるだろうが、みんながみんなそんな鋼の心を持っているわけではない。世界が平等になれば飢餓で困る人も貧困で困る人もいなくなる。しかし、私たちは自由な競争の中で、自分らしさを見出していくべきである。ある昔の偉い人が、「戦わずして、勝ちはない」といったそうだが、私たちの最終目標は戦うことではなく、はたまた、その戦いに勝つことではない。共存することだ。異なった光り輝く能力をそれぞれ持った人たちががどのように交わって生きていき、社会を構成していくかである。

原文   森リン ベスト5