ぼくは、ゴールデンウイーク、友達と話しているときに、宿題の提出の話になり、 「明日提出だからみつきやばいじゃん。」 と真面目な口調で真剣な顔をされたのだ。 （78字）

　

　自動車のハンドルにも遊びがある。人生という車にもこの余裕、暇という遊びがないと危険だ。子供たちの役目はたっぷり遊ぶことである。創造力は心に必要な遊びだ。心が本来の自由な姿に戻れば人間の想像力が働きだすのだ。この創造力の遊びも心にとって栄養となる。想像は創造につながる。想像が深まり思いやりとなって人間関係を創造する。ぼくがこの話を読んで一番心に残ったことは余裕はとても大切なものだということだ。
　ぼくは、コロナの為学校が休校になったので漢字ドリルノートやプリント類など様々な課題を出された。3月初めから4/5までは宿題はほぼなくて、母が買って来てくれたZ会の問題集くらいであった。その後、オンラインでの国語の授業や、漢字ドリルなどが主な宿題である。そして、ゴールデンウイーク明けからは漢字、算数から学校から英国数社理音体育道徳などのプリントが配られ、一日四時間分の時間割に変わったのである。ぼくにとっては勉強の時間もどんどんと長くなっていったのだ。しかし、余裕を持ってやったから、終わらせることができたのだ。そして、この課題を出されたこそ、余裕の大切さに築けたのだ。
　ぼくは、ゴールデンウイーク、友達と話しているときに、宿題の提出の話になり、
「明日提出だからみつきやばいじゃん。」
と真面目な口調で真剣な顔をされたのだ。ぼくは、これは嘘じゃない心で実感し、まるで、心臓がちじまったかのように頭を真っ白にしながら急いで取りかかることにした。しかしなんと、これは、ウソであったのだ。その友達のおかあさんがうそをついていたらしい。そして、漢字を友達のウソがきっかけで、体に火が付き、「毎日一杯漢字をやって、余裕を持って、プリントが配られるときまでに終わらせよう。」と頑張って勉強した。こうして、余裕をもって、早く終わらせることが出来たのだ。余裕を持ってやったので慌てないよう朝勉強を頑張って、午後は思いっきり野球をして遊べた。
　五月末に緊急事態宣言が解除されて、祖父母の家に行くことになった。慌てないよう学校から出されたプリントを一日に7時間分くらいの宿題を終わらせた。こうして、余裕を持ってやったのでその結果祖父母の家ではゆっくりくつろいで遊ぶことが出来た。このように、余裕を持ってやると、まるで心に絡みついた糸がとけたような気持ちになる。また、余裕を持つと、楽しい時間を過ごすことができる。
　母も、小学校、中学校のころ長い休みの時は作文やプリントなど出来るものは始めの一週間で集中してやり、自由な時間を作っていた。余裕な時間を作り、自由に創造力を使う遊び、絵を描いたり、工作をするすることが好きだったそうだ。
　ぼくは、やるべき課題を早く片付けることで、遊ぶのに泰然自若になった。遊べば友達との関係が深まる。人間にとって余裕とは人間関係を作る大切なものである。