母さんが片付けたのかな。」 家の周りも探してもないので、さくたろうの家に行ってカードがあるが聞きました。 （52字）

　

大事なカードがなくなった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メガマウス
「母さん俺のカード知らない ?。」
「知らないよよく探してきなさい 。」
三人でカードゲームをして遊んでいました。一人はクラスメイトのなかよしの、せいや 。もう一人は近所の友達のさくたろうです 。カードゲームが終わった後、鬼ごっこをしました。その時カードは家のポストの上に置きました 。
「バイバイ。」
みんな帰ってカードを持って家に入ろうとした時、カードがありませんでした。
「あれおかしいな。ここに置いたはずなのに 。母さんが片付けたのかな 。」
家の周りも探してもないので、さくたろうの家に行ってカードがあるが聞きました。 そしたら空のカードケースがありました。 さくたろうに、
「ぼくのカード知らない？。」
「せいやが持ってった。」
「は？。」
僕はどういうことかと思いました 。友達なのにそんなことする ？。せいやに電話をしました。
「何でとった？ 。」
「・・・・・・」
もう一回聞きました。そしたら
「わかったよ 」
と言って電話を切られました。モヤモヤした気持ちになりました 。次の日学校で
「返して。」
と言ったら、
「今日友達と遊ぶから無理。」
と言われました 。次の日 もう1回聞ききました。
「習い事があるから無理 。」
と言われました 。ぼくは、なぜか何も言い返せなかったです 。その時はまるで心に針が刺さったかのような気持ちでした 。そんな話が続いて一週間が経ちました 。学校でまた
「返して 。」
「わかった。 」
と、言ったのに返してもらえませんでした 。 とうとう母がせいやの母に電話をして返してもらうように言いました 。カードは一枚一枚思い出の品で一生懸命集めたカードです 。そしたらせいやの母とせいやがカード持って返しに来ました。でも僕が確認するとカードケースに百二十九枚入れていたはずなのに百二十四枚しか返してもらえませんでした。 残りの5枚は全部レアカードでした 。
「五枚足りないから返して。」次の朝ぴったり五枚返してくれました。
「何で返してくんなかったの？」
「どうしても欲しかったから。」
うつむきながら言っていました 。
「許してあげるからもうとんないでね。」
分かったと言って帰っていきました。
僕はどうしても欲しいからって人の物を取るなんて考えられないと思いました。だけど僕は許してあげようと心の中で思いました。せいやはきっと反省してくれていると思います。今はせいやとはとても仲良しです。僕は許してあげて良かったと思いました 。