●総合 85 点 

字  数 1205 字 思考語彙 54 点  (14 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 83 点  (79 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 86 点  (140 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙54





























































86
知識語彙83
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 △文のリズムが標準と異なっています。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

1307050507050408080604040412030303040506110308031004050302050804081105040503050505081104


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
49 つく。
28 がる。
16 いう。
25 ない。
27 れる。
21 ない。
16 ない。
30 する。
36 きだ。
24 ない。
20 ある。
11 言う。
19 いる。
47 なる。
16 れた。
10 きた。
12 ある。
20 いる。
17 れた。
26 った。
39 した。
11 った。
41 らだ。
11 った。
46 った。
21 った。
23 っけ?
15 える。
8 ない。
28 じた。
27 った。
19 った。
28 いた。
42 った。
24 のだ。
26 ない。
19 した。
12 のだ。
24 ある。
19 姫」。
19 まう。
28 する。
36 れる。
12 する。
49
47
46
42
41
39
36
36
31
31
30
28
28
28
28
27
27
26
26
25
24
24
24
23
23
21
21
20
20
19
19
19
19
19
19
18
17
17
16
16
16
15
12
12

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
手をあげるときという行為は、実際に手をあげた経験があってそれと「手をあげる」という言葉が結びつく。 (49字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
る。このような現象を随意運動という。しかし、意志さえ強ければ何でもできるわけではない。スポーツなどの専門分野では、特別な言葉が良く使われる。この言葉に従って体を動かすことはできない。これらも経験がないとわからない。逆に失敗は以前に失敗した時の脳のはたらきが進行して失敗する。失敗を重ねることによって、次第に成功に近づいてゆくのが脳の自然の働きだ。ところが失敗を恐れると、脳も人間にも発展しない。以前以上に失敗するのは人間の特徴である。これを自己暗示と言う。私たちは自己暗示によって行動している。以前に成功した経験があると、その時の脳のはたらきがひとりでに進行して、成功を重ねることになる。
 確かに言葉で何度も助けられた。最近寒くなってきた。まさに駅伝の時期である。テレビではたくさんの駅伝を紹介している。私は学校の駅伝メンバーに選ばれた。そういえば、去年の駅伝にはたくさんのドラマがあった。駅伝の練習は冬休みも部活の前に練習があり、去年は食欲がなくなるほど練習をした。でも私はめげなかった。チームのメンバーでお互いに
「ラスト―」
「ファイト―」
と呼びかけあったからだ。本番私は最終区だった。私の学校は「そんなに速くない学校」と思われていたため、プレッシャーはあまり感じていなかった。しかしチームの襷が見えたのは4番目だった。周りからは
「えっ、この学校って速かったっけ?」
というどよめきが聞こえる。失礼極まりない。うれしかったがびっくりすると同時にプレッシャーを感じた。「一人抜かせば賞状がもらえる」その言葉が頭をよぎった。前との差はそこまでひらいていなかった。沿道には同じチームの人、クラスメイト、学校の先生がいた。
「みなみーいけるよー  がんばれー」
「倒れるまで走れー」
たくさんの声援をもらった。弱小校ながらに頑張ってここまで襷をもらったのだ。これなら、なんとしてでも前を抜かさなければならない。私はついに前を抜いて3位でゴールした。言葉の力はすごいものだ。
 しかし、言葉が行動のブレーキになることもある。たとえばアンデルセン童話の「人魚姫」。人魚姫は、人間の王子に恋をしてしまう。人魚姫は王子に会うために老婆に人間になりたいと相談する。老婆は
「お前の美しい声をくれたら人間になれる薬をやろう」
といわれる。人魚姫は声を犠牲にする。人魚姫にとって老婆のこの言葉は
とてもブレーキになったと思う。
 確かに、言葉は私を助けてくれた。人魚姫は言葉で人生を大きく変えられた。 だから言葉の力は大きい。まさに「ペンは剣よりつよし」である。しかし「言葉」は経験によって重みが増してくる。言葉の力とは経験と結びついて大きな力になるのではないだろうか。

原文   森リン ベスト5