●総合 68 点 

字  数 762 字 思考語彙 38 点  (1 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 46 点  (5 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 61 点  (57 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙38









































61
知識語彙46
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 △文のリズムが標準と異なっています。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0305070303140808020403020203030204030910161005150806


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
20 した。
19 いる。
25 ない。
15 のだ。
16 うに。
55 げる。
34 うだ。
34 った。
12 うか。
24 のだ。
18 した。
19 きた。
16 秒だ。
13 げる。
13 一つ。
11 のだ。
24 った。
15 えた。
53 した。
39 った。
70 しい。
50 うだ。
26 しい。
57 ない。
62 った。
19 めた。
70
62
57
55
53
50
39
34
34
26
25
24
24
20
19
19
19
18
16
16
15
15
13
13
12
11

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
子どものころに近くの公園に行き、いつも通り木のぼりをしていると、下の方の太いみきなのに、 「ボキッ!」 と自分の体重でおってしまったらしい。 (70字)
 

【本文】
「一、二、三、・・・」
 私は数えだした。今、先生に内緒でかげおくりをしている。体育の授業なのにかげおくりをして遊ぶ人などいない。しかし、私はやってみたいのだ。国語の教科書に書いてあるように。
 かげおくりというのは、かげを自分の前に持ってきて、そのかげぼうしを十秒間見つめ、まばたきをせず空を見上げる。すると、自分のかげが、くっきりと雪のように白く空にうつるのだそうだ。国語の教科書の「ちいちゃんのかげおくり」という話にそう書いてあった。本当にそうなのだろうか。それで、やりたくてうずうずして仕方なかったのだ。
「一、二、三。」
私は数えだした。
「四、五、六。」
ドキドキしてきた。
「七、八、九。」
あと一秒だ。
「十!」
空を見上げる。くっきりと白いかげが一つ。本当にそうだったのだ。ちいちゃんのかげおくりに書いてあるとおりだった。自分のかげが雲のように見えた。
「すごい!」
私は思わず声に出しそうになったが、先生にあやしまれるといけないので、思っておくだけにした。
母に聞いた内緒にしていた話は、私が知っている母からは思いもつかない話だった。子どものころに近くの公園に行き、いつも通り木のぼりをしていると、下の方の太いみきなのに、
「ボキッ!」
と自分の体重でおってしまったらしい。ためしに、遠くから見てみたが、とても目立っていたので、見つからないうちに大急ぎで走って帰ったそうだ。しかも、大人になるまでだれにも話さないでいたらしい。多分、母はその木の金がくを全がくべんしょうしないといけなくなり、たっぶりおこられるのだと思っていたのかもしれない。
 私は、「ないしょ」というのは、ほとんどのことが、「言ったらおこられること。」や「やってはいけないこと。」なのかなと思った。私はもう一度内緒でかげおくりを始めた。

原文   森リン ベスト5