●総合 82 点 

字  数 954 字 思考語彙 56 点  (15 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 71 点  (56 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 74 点  (102 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙56






















































74
知識語彙71
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0516082207130909090809050619091408060410041609


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
23 ない。
85 のだ。
33 ある。
99 ろう。
30 思う。
50 らだ。
33 行く。
35 する。
45 のだ。
34 った。
35 ある。
23 のだ。
28 らだ。
65 いる。
29 ろう。
63 ろう。
32 った。
25 する。
17 った。
45 ろう。
21 事だ。
69 思う。
35 いる。
99
85
69
65
63
50
45
45
35
35
35
34
33
33
32
30
29
28
25
23
23
21
17

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
それではあなたが時々執筆する文化欄・学芸欄の類は、何であるかと問われると、言うまでもなくそれは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されたものとしてサーカスのようなものであると答えることができるだろう。 (99字)
 

【本文】
私は、行間と余白の読み手であるのかもしれない。謹聴しなければならないときは黙っておとなしく聴くが、終わったらホッとする類のものであり、経済記事はおみくじのようなもの、政治・社会面に至っては、小屋掛芝居のようなものだ。読み手たる私はぶらぶら散歩して夜店をひやかす客のような存在である。それではあなたが時々執筆する文化欄・学芸欄の類は、何であるかと問われると、言うまでもなくそれは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されたものとしてサーカスのようなものであると答えることができるだろう。私は、行間や余白といったものにもっと目を向けるべきだと思う。
その第一の理由は、行間や余白は一見役に立たなそうだが案外重要な役割を果たしていることがあるからだ。私の通っているカナダの現地校では、数学だけ違う先生のクラスに行く。その数学の授業では、一つのことを教えるごとに面白い先生の人生話をする。それで授業が進んでいないように聞こえるが、その人生話とともに数学を覚えやすくしているのだ。テストをした時初めて先生の話が無駄話ではなかったことがよく分かった。問題を見て先生の話を思い出し、それで問題の解き方を思い出すこともある。その余白や行間があったからこそ覚えられたのだ。
第二の理由は、行間や余白がなければ疲れてしまうからだ。データによると、女性も男性も、収入増と労働時間の短縮のどちらを選ぶかと言う質問に対して、労働時間の短縮を選ぶ割合が高くなっている。もし、私がこの質問を聞かれたら労働時間の短縮を選ぶだろう。学校でも、もし休み時間がなく、勉強をぶっとうしで朝の9時から午後3時までやっていたら、私は途中でつまらなく眠ってしまうだろう。日本語補習校では、小学校の頃は1科目終わった後休み時間があった。しかし、中学生になると90分間休みなしで勉強する。慣れるまでにとても時間がかかった。休み時間があるからこそ、私は授業に励むことができ、授業を楽しみにすることができるのだろう。
確かに、中身が充実していることは大事だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである」と言う名言もあるように、行間や余白の存在を侮ることはできないと思う。これからは、行間と余白をうまく使って学校生活を過ごしたいと思っている。

原文   森リン ベスト5