大阪までの道のりも何時の新幹線で行けばいいのかを考えたり、どの日に行けば私の好きな子役Ｍさんに会えるかなどを考え、チケットを買ったりした。 （69字）

　

「やったぁ。」
私は去年の秋休みに３回目の「ビリーエリオット～リトルダンサー～」というミュージカルを観に行った。この公演は東京ではなく、大阪の梅田劇術劇場の公演を新幹線で観に行った。
　最初に観たのは夏休み。初めて見た時の気持ちは今でも新鮮に覚えている。私と同い年の男の子や女の子たちが踊っている姿や歌唱力に魅了された。また、話の内容も素晴らしいというか、とっても感動するお話だった。観ているときは今までに味わったことのない幸せな気持ちだった。胸がいっぱいになった。このミュージカルの子役のオーディションは、2年間行われ、このミュージカルの踊りを習得、つまり練習しながらの長期間のオーディションだった。だから、その子役たちがすごくないわけがない。踊りも完璧・歌も完璧・演技も完璧という三拍子そろった子役たちに私は感動した。この子たちにできるなら私にできないはずがない。だから私は、この「ビリーエリオット」というミュージカルをきっかけに、ミュージカルの道に進みたいと思った。また、何回も見たいと思った。だから、大阪まで観に行くことにした。母には、
「そんなに観に行きたいなら、自分でプランを考えてみたら？」
と言われ、自分で考えてみることに。そうしたら、思いのほか簡単にプランを考えることが出来た。大阪までの道のりも何時の新幹線で行けばいいのかを考えたり、どの日に行けば私の好きな子役Ｍさんに会えるかなどを考え、チケットを買ったりした。とても単純だが楽しい時間だった。まるでミュージカルを観ているときのように。
すごくわくわくした。
　また、これまでにもうれしかったプレゼントがいくつかある。宝塚歌劇団の花組で行われた、「～ミュージカルゴシック～ポーの一族」のチケットだ。前から興味があった宝塚歌劇団。初めて観ることになり、観に行くと決まった日からずっとわくわくした気持ちや嬉しい気持ちなどたくさんの気持ちが私の心の中に充満していた。東京にある、東京宝塚劇場ではなく、映画館で千秋楽の中継を観ることになっていたのだが、観てみると映画館でも、ものすごい迫力を感じた。言葉に表すことが難しいぐらい本当にすごかった。宝塚は女の人が男役をやるが、初めて見た男役の人は男の人よりもかっこよく、圧倒された。今では、宝塚の雑誌（宝塚グラフ・歌劇）なども母に何かを頑張ったご褒美ということで、買ってもらっている。他にも、スター（トップスター）の写真やプログラムなども私のうれしいプレゼントの一つである。
　人間にとってうれしいプレゼントとは、日常生活でのやる気を起こさせてくれるものだと思う。私も宝塚などのたくさんのミュージカルを観て、日々、勉強でもどんなことでも雨にも負けず風にも負けず（笑）頑張ろうと思っている。
「楽しかったね！」
ビリーエリオットや宝塚の舞台は私の心に一生刻まれる大切なミュージカルとなった。