●総合 90 点 

字  数 1195 字 思考語彙 62 点  (20 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 77 点  (67 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 87 点  (145 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙62



























































87
知識語彙77
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

19071814060806110611120708040706020509160707091114060910120508


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
88 った。
33 しい。
63 いる。
61 える。
26 まう。
33 まう。
22 った。
42 した。
27 のだ。
54 いだ。
42 ろう。
32 よう。
34 ろう。
26 ずだ。
31 いる。
24 ある。
10 ない。
32 ある。
33 話だ。
58 話だ。
31 いる。
29 うか。
35 思う。
49 ない。
64 ない。
23 思う。
44 まう。
41 きる。
51 ある。
24 とだ。
29 たい。
88
64
63
61
58
54
51
49
44
42
42
41
35
34
33
33
33
32
32
31
31
29
29
27
26
26
24
24
23
22
10

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
フィンランドの保健担当機関が実施した15年にわたる調査の中で、健康管理をさせたグループの方が健康管理をしなかったグループよりも病気になった人の数が多かったということがわかった。 (88字)
 

【本文】
 フィンランドの保健担当機関が実施した15年にわたる調査の中で、健康管理をさせたグループの方が健康管理をしなかったグループよりも病気になった人の数が多かったということがわかった。治療上の過保護と管理が依存や抵抗力の低下をもたらす為だったらしい。自然界にいる動物たちは自分で自分の体に気を付けているが、人間は自分の本能が細部でささやいている声を聴き分ける感度が鈍っている。この調査結果は、まことに意味深長で、私たちの生き方全般についても、大いに考えさせるものを突きつけているように私には思える。
 確かに、過保護や過度な管理は人間力を弱めてしまう。人間が自立していく過程の途中では他人の過干渉は邪魔になってしまう。私は今回の自粛中に、念願のパソコンを買った。確かにパソコンがあることで生活はかなり楽になったのだが、一方で新たな問題も浮上した。私はパソコンで遊んでしまい、結局宿題は終わらないのだ。この時、私は母に注意される為それ以上パソコンで遊ばないようにはするが、心の中では遊びたい気持ちでいっぱいだ。私は管理されている為失敗を知らず、その結果私はあまり自律ができない大人になるだろう。しかし、ある日私は遊びすぎて本当に宿題が終わらなかったとしよう。私はその日、自分がしたことが自分に及ぼす悪影響の大きさを知るだろう。そこからパソコンで遊びすぎてはいけないと学ぶはずだ。つまり、過保護や管理が自立を妨げ自律できないようにさせている。
 しかし、人生では保護や管理が必要な場面もある。人間は完璧ではない。時には経験者に正しい道を導いてもらわなければならないこともある。例えば、「桃太郎」は典型的な、暖かい保護や管理が功を奏した昔話だ。桃太郎は、桃から生まれた桃太郎が、おじいさんとおばあさんの元で健やかに育ち、そして仲間を引き連れ鬼退治に行くお話だ。桃太郎は優しく勇敢な性格の持ち主として作中では描写されている。では、桃太郎がこの性格を持つきっかけは何だったのだろうか。私は、おじいさんとおばあさんによる至れり尽くせりの保護と管理だと思う。おじいさんとおばあさんの暖かな保護がなければ、桃太郎はキジや猿や犬と仲良くしなかったかもしれない。おじいさんとおばあさんにきびだんごを作ってあげるほどの優しさがなければ桃太郎の鬼退治はもっと違ったものになっていたかもしれない。保護と管理なくして良い人格は生まれないと思う。
 このように、保護や管理は加減によって人の人間力を弱めることも高めることもできてしまう。それらが過ぎると自立の妨げになってしまうが、適度だとそれは人を助けることができる。「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる」という名言があるように、万物には表と裏がある。つまり、過ぎたるは猶及ばざるが如しということだ。私は、保護と管理をバランス良く、良い人間になっていきたい。

原文   森リン ベスト5