●総合 89 点 

字  数 1221 字 思考語彙 64 点  (22 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 74 点  (62 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 90 点  (153 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙64


























































90
知識語彙74
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや長めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲109字 しかし、高齢化とは今さら僕らがあがいても解決できるようなものではなく、結局はいつかは乗り越えなければならない経済成長の副作用であるから、すなわち僕らはそれを受け入れ、高齢化のプラス面を活用することしかできないのである。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0614061514050908121612141610080409140411111402112012


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
24 果だ。
69 ある。
22 ある。
68 ろう。
60 きだ。
18 ある。
38 とだ。
28 いる。
47 立つ。
57 かる。
54 わる。
68 のだ。
69 える。
51 いる。
36 とだ。
28 いる。
35 ある。
59 なる。
28 のだ。
41 うだ。
47 ある。
50 なる。
14 ある。
43 ある。
109 ある。
54 きだ。
109
69
69
68
68
60
59
57
54
54
51
50
47
47
43
41
38
36
35
28
28
28
24
22
18
14

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
しかし、高齢化とは今さら僕らがあがいても解決できるようなものではなく、結局はいつかは乗り越えなければならない経済成長の副作用であるから、すなわち僕らはそれを受け入れ、高齢化のプラス面を活用することしかできないのである。 (109字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
無条件ではうまくいかないのは事実だが、重要なのは高齢化に合ったように社会・経済の仕組みをつくりかえていくことである。高齢化に伴う様々な問題は調整問題なのである。高齢化が進むところまで進んで人口構造が安定してしまえば、年寄りのための負担の引継ぎは世代間のルールになり、納得を得ることもできるだろう。高齢化社会には暗いイメージがつきまとっているが、僕たちは高齢化社会を前向きにとらえ、そのプラスの面を生かしていくべきだ。そのために考えられる方法は二つある。
 第一の方法としては、高齢者の持つ深く広い知恵から多くを学ぼうとすることだ。高齢者は僕たち若者と比べて多くの知識や知恵を持っている。時々古い知識だと思わなくもないが、ほとんどの場合においてはそれらの知識や知恵は僕らの役に立つ。僕の親戚にも高齢者に分類される年齢にある人もおり、いろいろと生きる知恵や豆知識などを教えてくれるのでそれがわかる。当然、親戚でなければその知識や知恵を教授してくれないわけではなく、僕の場合は近所の人にも様々なことを教わる。例えば、地域で開催される野鳥観察会では、そもそも参加者の半数以上が高齢者であるため、自然と高齢者の方からいろいろと教わることになるのだ。僕の住んでいる地域は子供が比較的少なく、しかも野鳥観察会に出る子供なんてなおさらいないので、珍しがられて様々なことについて教えてもらえる。それが意外と知られていないことだったことも多く、僕は高齢者の知識や知恵を舐めてはいけないと思っている。
 第二の方法としては、社会において高齢者が活躍できる環境を整えることだ。現在、基本的に人は六十から六十五歳くらいまで働いている。が、高齢者の半分近くはそれ以上働きたいと言っていると聞いたことがある。また、高齢者だからといって必ずしも体力が衰えたり、思考が鈍くなるわけではなく、それははっきり言って個人によって異なる。人によっては八十、九十歳になっても元気な人はいるものだ。例えば僕の祖母も自分で美容院を開いてまだ働いており、お客さんも結構来ているようだ。つまり、これらの高齢者が働ける環境を整えれば、まだ高齢者のほとんどは働くことができるのである。さらに、雇用期間を増やすことで高齢者が働くようになれば、社会保障にかかる費用も削減できるようになる。一石二鳥とはこのことである。
 確かに、高齢化社会はそれを支える若い世代の負担を増加させるといったマイナス面はある。しかし、高齢化とは今さら僕らがあがいても解決できるようなものではなく、結局はいつかは乗り越えなければならない経済成長の副作用であるから、すなわち僕らはそれを受け入れ、高齢化のプラス面を活用することしかできないのである。だから、僕たちは高齢化社会を悲観的にとらえてただ対策を講じるだけでなく、そのプラス面をを生かしていくべきだ。

原文   森リン ベスト5