●総合 78 点 

字  数 1034 字 思考語彙 57 点  (16 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 108 点  (129 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 95 点  (170 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙57





































































95
知識語彙108
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
 ▲文章途中(-1点)
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-5点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

09100707060507091114151215060807111110110808091304


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
35 きた。
46 ある。
23 低い。
43 ない。
31 ある。
26 題だ。
34 ある。
35 いた。
52 った。
56 った。
68 ろう。
56 ある。
55 いる。
32 よう。
45 ある。
30 いる。
34 べる。
48 いる。
38 のだ。
55 いる。
44 ある。
35 ある。
33 げた。
58 ある。
16 く力が
68
58
56
56
55
55
52
48
46
45
44
43
38
35
35
35
34
34
33
32
31
30
26
23
16

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
貧しさの真っ只中にあった人々の間で、きれいな軍服を着て健康そうなアメリカ兵たちは当然のごとく日本人から羨望の眼差しを集めたことであろう。 (68字)
 

【本文】
 ヨーロッパ人の間では、古い時代から不経済な肉食が高い比率を占めてきた。それは、もとはといえば、日本では考えられないほど家畜飼育の容易な、牧畜適地だったからである。近代以降のヨーロッパの穀物生産力は著しく低い。ヨーロッパ人の肉食率が高いのは、考え方によっては決して彼らが恵まれていたためではない。風土的条件が、彼らに穀物で満腹することを許さなかったのである。欧米のほうが我々より優れているという考え方は問題だ。
 その第一の原因としては、戦後、欧米の豊かさに驚かされたからである。戦後の日本は敗戦国であり、本土攻撃を受けて国土は焼け野原と化していた。当然、物資は圧倒的に不足しており、人びとは食べ物という、生存に最低限必要なものですら満足に取れなかった。そんな日本とは対照的に、戦勝国で日本の統治を任されていたアメリカは本土における被害も少なく、国力は十分にあった。貧しさの真っ只中にあった人々の間で、きれいな軍服を着て健康そうなアメリカ兵たちは当然のごとく日本人から羨望の眼差しを集めたことであろう。戦後の子どもたちがかんたんな英語を覚えて、アメリカ兵からあめやガムなどをせがんだ、というエピソードは有名である。今でこそ日本は世界有数の経済大国となっているが、戦後のアメリカに抱いた強烈なあこがれは未だ消えずに残っている。戦後の日本の根本に無意識のうちに植え付けられたものだと言えよう。  
 また、第二の原因としては、欧米の豊かさをそのまま自分たちに当てはめてしまったことである。現在の日本では食の欧米化が進んでいて米離れが深刻化している。私の家でも朝はたいていパンを食べ、昼食と夕食にしばしば洋食を食べる。グルメ雑誌や話題のカフェを見れば大体が洋食であり、洋食のほうがおしゃれで美味しいと思われている。しかし、近年の和食ブームに見られるように実は和食こそ健康的で美容に良いのだ。和食が海外で評価されるようになってから日本でも見直されているように、日本は独自の良いものをたくさん持っている。しかし、欧米から来たものをみんな良しとしてしまうために自身の良さが埋没しているのである。
 たしかに、海外の優れた文化を拒むことなく、吸収することは大切である。古代の日本は周辺国の影響をうまく取り入れて独自の文化を作り上げた。しかし、海外の文化を吸収することは自国の文化を卑下することではなく、自国の文化に新しい風を吹かせるということである。自国の魅力をアピールしていく力が

原文   森リン ベスト5