●総合 87 点 

字  数 1294 字 思考語彙 56 点  (15 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 75 点  (63 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 81 点  (123 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙56


























































81
知識語彙75
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

10110914160808100811150706070209100608071108081107050305191413


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
49 いる。
39 りだ。
34 した。
56 いる。
67 きた。
31 ない。
47 とだ。
35 える。
31 ある。
39 った。
81 った。
28 った。
21 んね。
37 いた。
11 から。
50 った。
56 した。
22 った。
35 のだ。
26 って。
47 した。
38 ない。
47 しい。
44 いた。
42 ない。
33 多い。
18 すか?
17 った。
88 ない。
71 った。
48 える。
88
81
71
67
56
56
50
49
48
47
47
47
44
42
39
39
38
37
35
35
34
33
31
31
28
26
22
21
18
17
11

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
だから、日本のマーケットでの店員さんがものの三十秒ほどできれいに品物を包むまるで機械のようなあの手さばきは、見た目を大事にする日本人だからこそできた一つの文化なのかもしれない。 (88字)
 

【本文】
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、味がよければよしとするポリシーで今日に至っている。それに対し、日本の場合は、病気見舞いみま のぜいたく品として出発し、生食用一本で、ひたすら外観重視じゅうしの「高級化」の道を歩いてきた。今日、日本のリンゴほど見栄えのするリンゴは世界のどこにもない。ただ、本末転倒のは、しばしば味よりも「見てくれ」の方が、「高品質化」の上位に座っていることだ。この奇妙な日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があると考える。
 私にも、今回の文章のような日本の文化を感じることが多々ある。私の友達には、お菓子作りの好きな子がいて、一度私にお菓子をくれたことがあった。作ってくれたのはクッキーで、上にチョコペンで文字が書かれていたのだが、どうやら文字を書くのが難しかったらしく、綺麗かといわれたら、迷ってしまうような感じであった。でも私はこれでも十分うれしかったし、普通においしかった。でもそのお菓子をくれた子は、
「ごめんね。きれいに書けなくて、ほんとごめん。」
と、ずっと申し訳なさそうにしていた。私は
「大丈夫だから。おいしいよ、すごく。」
というのだが、
「でも、きれいじゃないじゃん。」
と、言い返されてしまった。私は、そんな見た目がちょっと変だからって、謝るほどでもないのにな、と思っていたのだが、少し考えてみてはっとした。私にもその友達と同じ経験をしたことがあった。昔誕生日ケーキを作った時、クリームが上手に塗れなくて、大泣きしたのだ。
「お店に売ってるやつみたいじゃない。」
と言って。それに、もし私が人に手作りのお菓子を渡すことになっても、あの友達のようになってしまう気がした。こう考えると、多くの日本人にとって見た目は、味より重要な物なのかもしれない。
 外国人にとって、日本のラッピング技術はもはや芸術なのではないかといわれるほどにすごいらしい。日本のラッピング技術について海外の反応を集めたサイトには、どれも賞賛の声が上がっていた。確かに、私が住んでいるシンガポールでは、ラッピングというものはあまり執着していない。ラッピングしてくださいといっても、ありませんといわれることが多い。一度だけ、「ラッピングって何ですか?」
と聞かれ、驚いた経験もあった。だから、日本のマーケットでの店員さんがものの三十秒ほどできれいに品物を包むまるで機械のようなあの手さばきは、見た目を大事にする日本人だからこそできた一つの文化なのかもしれない。
 このようなことから人間は、自国の文化を継続し続ける力と、他国の文化を取り入れる力を、両立していくことが、求められているということが分かった。いつか、世界中の人々が自国の文化を尊敬し、他国の文化を尊重する世界になってほしいと、私は考える。

原文   森リン ベスト5