●総合 84 点 

字  数 1872 字 思考語彙 52 点  (12 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 67 点  (48 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 75 点  (106 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙52

























































75
知識語彙67
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △文章の中心がよくしぼられていますが、もう少し話題を広げてもいいでしょう。
 △中間の長さの文がやや少なめです。
 △文の長さの平均がやや短めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲111字 知識は可能性だから光るものを持っているが覚醒していない状態、見識は優れた体の一部となって少しだけ役に立つがまだいざという時には使えないという状態、胆識は優れた体を生かせるようになり、力として開放できている状態のことを指す。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0508050702100611030407051304170311060909150504051209010102040710091208041818080401030207


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
29 じる。
31 ある。
27 ろう。
31 くる。
12 のだ。
31 余裕。
25 のだ。
45 成だ。
8 ある。
20 ない。
32 れる。
25 ある。
44 いる。
17 ある。
67 くる。
11 せる。
42 メエ。
33 った。
50 れた。
36 のだ。
69 れる。
19 立つ。
10 ある。
22 よう。
50 いる。
40 った。
4 ぜか。
3 フッ。
14 よう。
18 らだ。
31 とだ。
46 ない。
34 のだ。
50 ない。
38 いる。
16 ない。
77 」と。
71 者だ。
35 える。
19 うか。
3 フッ。
11 だな。
13 ろう。
24 とだ。
111
82
77
74
71
69
67
62
50
50
50
50
46
45
44
42
40
40
38
36
35
34
33
32
31
31
31
31
29
27
26
25
25
24
22
20
19
19
18
18
17
16
14
13

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
きわめて多くの知識を身に着けていたとしても少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しか持っていなくても最高の威力をふるうものもあるのだ。」と。 (77字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
で難しいということが挙げられる。
 知識はいざという時には必ず役に立つ。だが、その前がある。例えば、ある人間が不審者に襲われたとしよう。その人間は、すごい博識の持ち主で不審者に襲われた時の対応も何通りも知っているし、とても分かっている。しかし、その人間はその知識を生かさず、ただひたすらに逃げることしかできなかった。なぜか。フッ。判らないなら教えてあげよう。それは恐怖で頭が回らなかったからだ。よく「頭が真っ白になる」という表現をするが、この状況のことだ。覚えていても恐怖や、緊張によって頭が回らなくなり、覚えていたことも言えず、護身術もできない。だから、知識があってもそれを実行する力がなければ意味がなくなるのだ。
 確かに「知は力なり」というフランシス・ベーコンの格言があり、知識は一番素晴らしいものかもしれない。しかし、ショーペンハウアーという他の偉人が「知は力なり」に続きを書いている。「知は力なり・・・とんでもない。きわめて多くの知識を身に着けていたとしても少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しか持っていなくても最高の威力をふるうものもあるのだ。」と。たくさんの知識を持っていても体が動かないのと、知識がなくても反射的に体が動き、対応ができるのとはどちらが力を持っているかというと絶対に後者だ。だから、知識があったとしてもありのままで見ることが僕には大切に思える。
 三識という言葉を知っているだろうか。フッ。それは知らない顔だな。判らないなら教えてやろう。三識とは「知識」「見識」「胆識」の三つのことだ。知識は「本や新聞で読んだただの記憶」、見識とは「知識が自分の過去や、考え方により自分のことになった状態」、そして最後の胆識とは「見識が実行力と決断力を付けたものだ。少しの知識だとしても胆識となれば意味がなくなったりもしないし、最高の威力をふるうことができると思う。知識から見識へ。見識から胆識へ。「知は力なり」にそろえるとすると、「知は可能性なり。見は優れた体なり。胆こそが能力である。」になると思う。知識は可能性だから光るものを持っているが覚醒していない状態、見識は優れた体の一部となって少しだけ役に立つがまだいざという時には使えないという状態、胆識は優れた体を生かせるようになり、力として開放できている状態のことを指す。(正直、中二っぽいけどたとえが見つからなかった。)
結局僕が言いたいのは相手が知らなさそうなことを教えるときは上から目線で「フッ。判らないなら教えてあげよう。」と言え・・・ということではなく、知識には惑わされず、胆識になるまで待ち、知識の二段階うえでものを見るのが大切だと思う。胆識になって人生の役に立つ可能性になるはずの知識がものを見ることの邪魔になるというのはこの上なく皮肉だとは思わないだろうか。

原文   森リン ベスト5