その日の朝は、カルスト台地の遊歩道を歩いていたら、前を歩いていた母にたくさんトノサマバッタがあたってじゃまな様子でした。 （61字）

　

「あっ！逃げた‼」
「早くつかまえて‼」
　私はキャンプに行ってバッタとコオロギをつかまえました。何匹も捕まえて、新しく入れようとすると、今までいたのが逃げようとします。なかなか大変です。
　私はテントを片付けたので、空になった消毒液の容器に水を入れてコンクリートの道にお絵かきをしていました。すると、横の草むらで、バッタがはねて、私はびっくりしてしまいました。急いで虫取り網を取りに行って父に
「バッタ！でっかいショウリョウバッタがいる！」
と声をかけました。なぜ声をかけるのかというと、つかまえた後、かごに入れるのは、父にやってもらうからです。持っていくと、父もおどろいていました。それまででも、バッタは二匹つかまえていました。ただ、今は小さなバッタがたくさんいる時期です。そしてつかまえた二匹も、二センチメートルほどの、小さなものでした。大きなバッタの力はすごくて、なかなか入ってくれません。その間にコオロギが逃げようとします。でも、私が虫取り網を持っているのでまたつかまえることができました。
　その日の朝は、カルスト台地の遊歩道を歩いていたら、前を歩いていた母にたくさんトノサマバッタがあたってじゃまな様子でした。後ろを歩いていてよかったなぁと思いました。
　今、つかまえたショウリョウバッタは私の家にいます。大きいのは、逃げようと横の面にしがみつきます。でも、すべってしまって、後ろ足をパタパタさせていて、まるで、踊っているようです。弟は
「つるつるの場所を歩けるのは、トノサマバッタだけなんだよ。」
と言っていました。私は本当かなぁと思いました。
今度はトノサマバッタも、つかまえたいなぁと心の中で思いました。