●総合 85 点 

字  数 1273 字 思考語彙 53 点  (13 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 62 点  (37 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 75 点  (104 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙53

























































75
知識語彙62
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや長めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲108字 この文学的価値ということは、たいへんむつかしい問題で、論じだせばきりがないが、ここでは、ひとまず、文学的に価値のある作品とは、「私たちの心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と、表現しておこう。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

1209231811090717141507081907091104080507040809141717


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
53 いる。
33 する。
108 こう。
65 いる。
59 思う。
38 いた。
31 」だ。
79 ある。
78 いた。
70 いる。
33 うだ。
31 げる。
78 もる。
28 のだ。
32 いた。
54 いく。
11 ある。
28 いた。
21 きる。
30 こと。
31 とだ。
27 思う。
44 った。
55 った。
70 った。
82 思う。
108
82
79
78
78
70
70
65
59
55
54
53
44
38
33
33
32
31
31
31
30
28
28
27
21
11

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
この文学的価値ということは、たいへんむつかしい問題で、論じだせばきりがないが、ここでは、ひとまず、文学的に価値のある作品とは、「私たちの心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と、表現しておこう。 (108字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
の文学的価値ということは、たいへんむつかしい問題で、論じだせばきりがないが、ここでは、ひとまず、文学的に価値のある作品とは、「私たちの心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と、表現しておこう。昔話は、文学のもとの形といってもよいもだから、そこには、人間が物語を生み出し、それを支えてきた心の動きや力のもとが内蔵されている。お話に興味をもつ者にとっては、昔話は、たえずそこに自分をうるおしにかえっていかなければならない泉のようなものだと思う。
 私が幼稚園に行っていたころ、私は毎晩、母に昔話や童話を読んでもらっていた。たくさんのお話の中でも、特に好きだった昔話が「かちかち山」だ。これは、あるおじいさんとおばあさんに悪さばかりするタヌキが、ついにおじいさんとおばあさんの友達であるウサギが、いろいろの知恵や知識を使ってこらしめる話である。このお話は、母に読んでもらっていただけでなく、今も持っている「日本昔話」というDVDの中に入っていたため、テレビの教育番組のようなものとして何回も見ていた。このようにたくさん、かちかち山に親しんできたため、「悪いことをすると、必ずバチが当たる」という教訓はもちろん、すでに身体の一部となっている。
 母は小さかった頃、「ツルの恩返し」という昔話が好きだったそうだ。ある優しい若者が、道に倒れていたツルを助けて、看病してあげる。すると後日、とある女の人が「泊まらせてください」と若者の家に入り、「私が織物をしている間だけはこの障子を絶対に開けないでください」と言って部屋に閉じこもる。しかし、この若者は約束を守れず、障子を開けてしまうのだ。するとそこには先日助けたツルが、自分の羽を使って織物をしていた。正体を知られてしまったツルは、「絶対に障子を開けないで下さいと言ったのに」と言いながら若者の家を去っていく。という悲しい話である。母は、この話を初めて聞いた時はとても驚いたと話していた。この話からは二つのことを学ぶことができる。一つ目は、「優しい心があれば、いいことが起きる」ということ。二つ目は、「約束は守らないといけないものである」ということだ。ひとつの短い話に、二つも教訓を入れるのはすごいと思う。
 「灯台下暗し」ということわざがあるように、道徳は身近なものから簡単に学べると分かった。特に「桃太郎」などの昔話は誰もが知っていて、本当に昔話は、人生の生き方を教えてくれる、大事な教科書だと思った。昔話の教訓とは人間にとって、小さい頃から始めることができて、道徳の授業と同じ価値があると分かって、昔話とは実に素晴らしい教材であると思った。成長するにつれて、昔話の面白さはあまり感じられなくなってくると思うが、教訓の大切さの感じ方は変わらないため、これからもたくさんの昔話の教訓を生かしていきたいと思う。

原文   森リン ベスト5