●総合 82 点 

字  数 1468 字 思考語彙 61 点  (19 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 122 点  (158 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 110 点  (220 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙61












































































110
知識語彙122
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ◎文の流れがリズミカルです。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △文の長さの平均がやや長めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-5点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

10161404071210141008110808121013110908170816041808150912231819


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
36 ある。
78 ない。
67 のか。
18 たい。
36 える。
52 ずだ。
38 ろう。
63 思う。
33 ある。
37 まる。
36 いる。
31 いる。
38 える。
47 いる。
34 ろう。
55 える。
42 案だ。
30 らう。
36 ろう。
60 たい。
37 ない。
52 ろう。
18 たい。
75 ある。
34 ろう。
69 まう。
45 能だ。
46 がる。
81 易い。
71 ろう。
67 思う。
81
78
75
71
69
67
67
63
60
55
52
52
47
46
45
42
38
38
37
37
36
36
36
36
34
34
33
31
30
18
18

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
その上、本来和の文化について吸収する状況とは異なる場所、つまりは外国で、積極的な異文化理解の態度を持つきっかけは、身近な事柄であればあるほど、その世界に入り易い。 (81字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
に 欧米では、日常、着物などという概念は皆無であるからこそ、このような体験が、日本人を体験してもらう良いきっかけになると思う。実際に着物の袖に手を通すことで感じ取ることのできる要素が多くある。例えば、着用する時に仕組みや、素材の肌触り、重厚感などがそれにあてはまる。私自身、弓道の経験があり、用具である矢と道着の羽織袴を手元に置いている。体感できるものは、書物で触れる情報とは異なる迫力を持っている。



 第二の手立てとして、言語感覚に対する意識を深めることが有効と考える。日本語は、世界で最も難しい言語ランキングで高順位をとるほど難解で特異な言語として知られている。その理由の一つは、他の言語に例を見ない豊富な種類のオノマトペだろう。異国語への変換が難しいとされるこれらの表現は、間違いなく日本語独自の面白みであり、また、魅力の一つだと考える。つまり、他の言語とは異なる唯一無二な特異性とその奥深さに注目してみようという提案だ。これらの要素に目を向け、その面白さを多くの人に知ってもらう。このことが、日本文化への理解を深めるための一翼を担うことができるだろう。是非、私自身も、本や映画、更には日常会話などといった言語面での触れ合いを文学を通し、擬音語や擬態語の面白さを楽しみたい。



 確かに日本にいなければ本来の文化を感じ取ることは困難かもしれない。身を置く場所の文化の影響もあるため、完全なる日本式の考え方や教えとは少し異る形での文化吸収になるだろう。しかし、ここで再度考え直してみたい。本来の目的は「和の通念に対する理解を深める」ことであり、生活に根付いた文化要素を無理やり取り入れるのではなく、本質である概念に目を向ける必要性がある。多方面からのアプローチを利用し、興味を深めていうやり方もあるだろう。文化理解は、生活から得られるものと、体験や書物を通して深堀することで得られるものがあることを見失ってしまっては、元も子もなくなってしまう。



 たとえ日本で用いられている本物の習慣でなくとも、文化の真髄を理解することは可能だ。先述べたきっかけを利用し、工夫しながら学ぼうとする意欲こそが、より深い文化理解へとつながる。その上、本来和の文化について吸収する状況とは異なる場所、つまりは外国で、積極的な異文化理解の態度を持つきっかけは、身近な事柄であればあるほど、その世界に入り易い。「塵も積もれば山となる」、といった諺があるように、少しずつでも日頃から異文化に触れる機会があれば、山となるほどの知識を得ることができるだろう。より多くの人々に日本の良さを知ってもらうとともに、私自身も、今ある環境を前向きに捉え、私なりのペースで日本文化を学んでいきたいと思う。

原文   森リン ベスト5