お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、しっかり見てるかなぁと思いながら、あせを雨のようにかいておどりました。 （59字）

　

「三年生入場します。」
アナウンスの声でいっせいにダンスの準備をしました。六月三日にうん動会がありました。わたしが一番楽しかったのは、ダンスです。どうしてかというと、さい後まで、かっこいいダンスがおどれたからです。手首にピンクのポンポンとこしに赤のバンダナをつけました。さいしょに『ビーナス』という曲がながれました。にっこりえ顔でリズムにのりながら、手をこしにあてて、右に行ったり左に行ったりしました。みんなは、はずかしそうにしていたり、まちがえたりしていました。でも、みんなは、一生けんめいおどっていました。わたしは、まるでれんしゅうの様にきんちょうしませんでした。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、しっかり見てるかなぁと思いながら、あせを雨のようにかいておどりました。
　五月からダンスの先生が来て、ほぼ毎日二時間のれんしゅうを行い、お家に帰った後もれんしゅうをしていました。学校の休み時間もお友だちと見せ合いっこをして、教えたり、教えてもらったりもしていました。
　もし、わたしがバレリーナだったら、すぐにおぼえておどっていただろうなぁと思いました。
　わたしは、今年のうん動会は、自分の力を全力ではっきできたので、さい高だったなぁと思いました。ダンスの先生にかんしゃの気もちをこめて、
「ありがとうございました。」
と言いました。