もし、私、母と姉のヘリコプターが出なかったら、ヘロンアイランドでまって、その後二日まって、大きい船にのって六時間かけて帰らなければいけなかったのです。 （76字）

　

「えっ、サイクロンが来たの。」
と、ヘロンアイランドから帰る日に父がさけびました。大きいボートはこわれて、小さいボートはサイクロンが来るから出ません。ヘリコプターにもう一回のって帰ることになりました。けれども、私はサイクロンのまっさい中にヘリコプターにのって帰るのはあぶないと思いました。ヘリコプターは四人のりで、私の家族は五人こかなので、父と兄が先にのって、その後、私、母と姉で帰ることになりました。
父と兄が、ヘリコプターにのった後、雲が出て、くらくなり、雨がふりはじめました。まるで私がおばけやしきに行ったようにくらくてこわくなりました。
「このヘリコプターがさい後だよ。」
とパイロットがヘリコプターにのっている、父と兄に言いました。ほかの家族のお父さんと私たちはヘロンアイランドでまっていたので、
「おねがい。もう一回ヘリコプターをとばして。」
と父がパイロットに聞きました。
「わかったよ。じゃあ、次がさい後だよ。家族がまっているなら、むかえに行かなきゃね。」
とパイロットが言ってくれたと、父が教えてくれました。
もし、私、母と姉のヘリコプターが出なかったら、ヘロンアイランドでまって、その後二日まって、大きい船にのって六時間かけて帰らなければいけなかったのです。かばんに入っているよう服もありませんでした。なぜなら、かばんは父と兄のヘリコプターにのせて、帰ってしまったからです。おふろに入ってもまた同じパンツをはかなくてはいけないし、せんたくをしたら、何もきるものがなくなってしまいます。
けっきょく、私、母、姉とほかの家族のお父さんがさい後のヘリコプターにのれました。風が強かったので、おちるかしんぱいだったけれども、ぶじにつきました。私は本当は、もっとヘロンアイランドにいたかったけれど、よう服がなかったので、帰ってこれてよかったと思いました。