ぼくが家族とスポーツをしたことで一番楽しかったことは、十条台からルート２０２０を通って、新あら川大橋までサイクリングをしたことです。 （67字）

　

　シャーッ。自転車がもうスピードで坂道を下る音がしました。
春風とまわりの建物があっという間にとおりすぎていきました。
ぼくが家族とスポーツをしたことで一番楽しかったことは、十条台からルート２０２０を通って、新あら川大橋までサイクリングをしたことです。コロナウィルスを防ぐため、東京ではきん急事たいせん言が発令され、僕たちは公園で遊べなくなりました。そのせいで、運動不足になってしまうので三みつにならないサイクリングをすることにしました。
　行きは川に向かって走るので、坂道が多くて楽しい道です。とくに緑道公園ぞいの道は急な坂道でしたが、ぼくはブレーキをかけずに走りぬけました。下っているとき、ぼくはまるで宇宙船に乗っているように、体がフワッと軽くなりました。出発してから二十分くらいで、あら川の土手に着きました。河原にはたくさんのシロツメクサの花がさいていたので、ぼくはお母さんとシロツメクサのかんむりを作りました。それは、まるでオリンピックのげっけいかんのようでした。その後、レジャーシートの上でゴロゴロしながらおかしを食べました。サイクリングをした後のおやつは最高においしかったです。おなかに春風があたって気持ちがよかったです。
　お父さんは岐阜に住んでいたとき、会社までおうふく三十キロメールも自転車で走っていたそうです。
「夏になると夜は川でうかいをしているのを見たり、クワガタやカブトムシをとったり、長良川ぞいを走るのは、とても楽しかったなぁ。そういえば、ナナフシもいたね。どこから来たのか七不思ぎ？」
となつかしそうに思い出していました。
　サイクリングは自分で走るよりも速く走れるし、ギアを使えば楽にこいで、短時間で遠くまで行くことができます。そして、なによりも心も体もスッキリするから楽しいとわかりました。またサイクリングをしたいなぁと心の中で思いながら、帰り道もスピードをあげながら自転車をこぎました。