いとこ達と雨の中キャンプをした時、僕が歩くたびに十匹ぐらいのバッタがまるで 「人が来たぞー避難しろー」 と、叫んでいるみたいに飛び回っていた。 （72字）

　

　「あっ、いっぱいカエルおるでー」
と、お母さんを呼びました。夏になると、 虫や魚や貝がたくさんいるから捕りたくなる。例えば、虫は蝉やバッタやカエル、貝はイボニシやイシダタミやスガイ、魚はめだか、がよく捕れる。
　七月の連休は、波乗りとキャンプと車中泊に三人と一匹で出かけた。鳥取の海に行って波がなかったので、いとこ達がいるキャンプ場に向かった。途中で父がローソンで仮眠して、母はハッピーと散歩に行った。僕は、ローソンの周りを散歩していたら緑色のカエルがでてきた。大きさは一センチから一．五センチぐらいだった。ローソンの壁の隙間から十匹ぐらいゾロゾロと出てきた。はじめは気持ち悪かったけれど、かわいいなあと思った。二十匹ぐらい捕まえて虫かご中に入れた。最後に僕は隣の田んぼにカエルを帰らせた。すると、カエルが振り返った。
　いとこ達と雨の中キャンプをした時、僕が歩くたびに十匹ぐらいのバッタがまるで
「人が来たぞー避難しろー」
と、叫んでいるみたいに飛び回っていた。いとこ達とバッタを二十匹ぐらい捕った。虫かごの中のバッタは、前の日のカエルの時と同じように騒いでいた 。
　なぜバッタの赤ちゃんやカエルの赤ちゃんがいっぱいいるのだろうか。アマガエルは、四月から八月とかなり長い期間にわたって産卵する。卵は三日ほどでおたまじゃくしになり、一ヶ月ほどかけて成長し、子ガエルになるのだ。バッタやコオロギの仲間は、卵で冬越しをしていて、その卵が孵化するのは僕たちが思うよりずっと遅く六月から七月にかけて幼虫になるのがほとんどだ。そのため、七月頃の野原では、沢山のバッタの赤ちゃんや子どもを見ることができるのだ。
　僕は、アマガエルの成長とバッタの成長が分かったので、六月から七月にバッタやコオロギやアマガエルを捕まえに行こうと思った 。