しかし、最も大切なことは、「時間をつくる一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである。」という名言もあるように、今あるものをどう使うかを考えることだ。 （87字）

　

1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。＞＞ 全文表示にする
。このように、私は、目的を定めてから必要なものを集めるのではなく、今あるものを活用して新しいものを作り出すような生き方をしたい。
　その方法として第一に、今あるものを無駄なく使うように創意工夫することだ。例えば、いらなくなったぼろきれで、マスクをつくることが可能であると考える。今は新型コロナウイルスが流行っているため、外出するときはマスクが不可欠だ。私は不織布性のマスクを買って、それを付けて生活しているが、手作りの布でできたマスクを使っている人もいる。私は裁縫があまり得意ではないが、この機会に、いらなくなったズボンや服からマスクを作ろうと思う。他にも、メルカリなどのフリマアプリを使うという方法もある。フリーマーケットのように不用品を広場などに集めて、交換したり売買したりすることがインターネット上でできることはすごく便利だ。出品するほうはごみを減らすことができ、買う方は安く買えるため、一挙両得なのだ。私は一回、いらなくなったおもちゃを出品したことがあるが、誰かの役に立てた気がして、爽快な気分になった。つまり、フリマアプリを使うと、ごみが減り、たくさんの人が良い思いをすることができると考察する。このようなことをすることによって、何も新しいものを使わずに、ものを作ることができるのだ。
　第二の方法は、消費に重きが置かれている社会を見直し、ものの再利用を進めていくことだ。そして、リサイクルをしやすい仕組みを作っていくことだ。最近の社会は使えなくなったものはすぐに捨てて、新しいものを買おうとする傾向にある。例えば、スーパーにはたくさんの商品が並んでいるため、私たちはついたくさんの物を買おうとしてしまう。しかし、たくさんの物を買ってしまうと、リサイクルをしようという考えが無くなってしまう。そのため、店頭の商品をある程度減らすことでリサイクルをする人が増加するのではないかと考察する。また、リサイクルショップなどの社会の公的な仕組みを拡大させることも大切だ。既述したフリマアプリの例と同じように、リサイクルショップは人々が不要なものを売買しやすい場所だ。このような場所をもっと増やすことで、たくさんの人がリサイクルをするようになり、消費を抑えることができる。不用品を売買することに抵抗を感じる場合は、貸し借りから始めることが最善だと考える。貸し借りでも大量消費を食い止めることは可能だと思うため、まずは、貸し借りがしやすい場所を増やすことが大切だと考察する。
　確かに、今あるものを生かそうとする方が手間や労力のかかる場合がある。新しいものを買わなければならない場合も当然あるだろう。しかし、最も大切なことは、「時間をつくる一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである。」という名言もあるように、今あるものをどう使うかを考えることだ。