また、アロンアルフアのＣＭは強烈なものがあり、バイクが壁に張り付いて取れなくなってしまうものや、つり下がっても落ちないものなど一度見たら忘れないような宣伝だ。 （79字）

　

筆者は、フィクションは真実に近づくことができるものであり、ノンフィクションはそれができないと言っている。その理由は、ノンフィクションには限界があり、フィクションのようになにかを創ることができないからだ。しかし、ノンフィクションに限界があり、分かることと分からないことが存在するのは当たり前だ。むしろその方が、ものとしての事実や質感をくっきりと伝えることができるのではないか、と筆者は述べている。
私は、確かに事実をありのままに伝えることは大切だと思う。自分には強く、このように感じた経験がある。家族と夕食時にレストランに来ていた時のことだ。私は、とてもお腹が空いていたために、少し量の多いステーキを頼もうと考えていた。ふとメニューを見てみると、とても大きくて触感もよさそうなステーキが一面を占領している。さらに、値段も安めで真ん中には「おすすめメニュー」と書かれていたのだ。しめたと思った私は、迷わずこれに決めてこれから届くステーキに心を躍らせながら待っていた。だが、実際に来たステーキは厚みも少なくてあまり大きくない。味はおいしいが、脂身が多い。大きな期待をしていただけに、なんだか物足りない夕食になってしまった。後でメニューにもう一度目を通すと、300gくらいの見た目なのに、実際には半分の150gしかなかった。悪いのはメニューの絵だけで決めてしまった私なのだが、後悔を残すことになった。小さなことだが、自分はここから事実をありのままに伝えることは大切であると実感した。
その一方で、創作を加えるとより豊かになる場合もある。例えば、テレビの宣伝CMだ。あれらの宣伝は様々な工夫を凝らして作られている。そして、大体のCMが創作を加えられている。ある会社のハッシュドビーフの宣伝では、一緒にお菓子とジュースを登場させることでハッシュドビーフの見た目をよくしている。また、アロンアルフアのCMは強烈なものがあり、バイクが壁に張り付いて取れなくなってしまうものや、つり下がっても落ちないものなど一度見たら忘れないような宣伝だ。これらのCMは見る人に覚えてもらえるという点で、創作が成功している例の一つだと思う。
ノンフィクションでありのままに伝えることと、フィクションで創作を利用する方法のどちらにも長けている点がある。しかし、最も大切なことは「自由は責任ある個人だけが主張できる」という名言にもあるように、自分の言ったことに責任を持つことだ。私はこれから、どんな時であっても無責任な発言を避け、自分の言いたいことを人に伝えていきたいと思う。