●総合 93 点 

字  数 1220 字 思考語彙 69 点  (26 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 90 点  (93 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 96 点  (174 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙69

































































96
知識語彙90
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ◎文の流れがリズミカルです。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

081210081211161116121112160709091508110911141110110808


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
38 する。
41 なる。
44 うか。
31 いる。
38 思う。
43 とだ。
55 くる。
45 うか。
71 ずだ。
58 なる。
47 ある。
54 ない。
62 える。
40 とだ。
44 いる。
49 多い。
50 思う。
26 いる。
47 名だ。
50 のだ。
35 った。
46 した。
46 れる。
37 える。
51 ない。
26 いる。
42 きだ。
71
62
58
55
54
51
50
50
49
47
47
46
46
45
44
44
43
42
41
40
38
38
37
35
31
26
26

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
私の同級生には、授業中ずっと居眠りをしたり他教科に取り組んだりしている人たちがいるが、先生の気持ちになれば悲しくてそんなことはできないはずだ。 (71字)
 

【本文】
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在する。多くの人は、その小さな世界の中に自分の同類を見出して本を読むことに病みつきになる。しかし、自分以外の人も本の中に同類を探して旅をしていると見方を変えてみてはどうだろうか。筆者は、自分を外から見た姿を理解することが大切だと述べている。私は、相手もまた自分と同じ立場にあるということを常に念頭に置くべきだと思う。
そのための方法として第一に、相手の状況や相関関係を想像できるようになるということだ。人間関係の構築を始め、自分自身にとらわれずにまず他人の心情を推し量るということは様々な場面で必要になってくる。身近な例で言えば、学校にいるときも先生の立場に立って授業を受けることができているだろうか。私の同級生には、授業中ずっと居眠りをしたり他教科に取り組んだりしている人たちがいるが、先生の気持ちになれば悲しくてそんなことはできないはずだ。こうして深く考えていくことで、自然と相手からの印象がよくなりよりよいコミュニケーションを図ることができるようになる。また社会的な事例で言えば、今話題となっているコロナウイルスの患者に対しても、配慮が必要である。マスコミなどが患者を対象として大きなニュースを取り上げているが、行き過ぎは人権問題まで発展するかもしれない。もちろん自分たちの身を守るために患者とある程度の距離をとる必要はあるが、それ以上に患者の心情を慮ることが求められると考える。
第二の方法としては、自分だけの狭い世界に閉じこもらないようにするということだ。インターネットなどが普及した現在、個人単位で作業するという機会がどんどん増えてきている。昔は嫌でも共同でしなければならなかったことでも、今では当然のように各々がこなしているケースも多い。私はこの状況の中で、筆者のいう「自分の姿をじぶんの外で見る」ということが一層必要になってくると思う。その典型的な例といえる人物の一人に、白洲次郎がいる。彼はフランシスコ平和条約締結などに尽力した外交官で、留学を「させられた」日本人としても有名だ。父がインテリだったのに対し、白洲は学力が劣ったためほぼ島流しのように英国へと飛ばされてしまったのだ。しかし、ある意味これが功を奏して白洲の世界を大きく広げることになった。彼は帰国後、留学期間中で学んだ他国から見る日本の印象を生かして政治的に大きな役割を果たした。例えば、憲法改正に際しての草案作成では日本では考えられない斬新なアイデアを出したと言われる。つまり、一歩離れて見つめることで全体が見え、考えも一層豊かになるといえる。
確かに、いちいち迷わず自分が満足できるような選択をすることで、自分が好きな人生が歩めるかもしれない。しかし、自分たちは常に他の人の力を借りて生きている。想像力とは自分のためではなく相手のためにあるように、他人の立場に立って考えるべきだ。

原文   森リン ベスト5