●総合 85 点 

字  数 1228 字 思考語彙 64 点  (22 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 120 点  (153 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 117 点  (243 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙64











































































117
知識語彙120
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 △文のリズムが標準と異なっています。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

11090606060309111105050505050602050603060507061508060608110309091804140412050411


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
41 いる。
30 いる。
27 れる。
24 いる。
24 ある。
15 った。
29 した。
39 した。
48 ある。
19 たい。
25 きだ。
27 ある。
26 ある。
18 いる。
18 どう?
8 きた。
21 った。
30 った。
17 った。
34 った。
25 ない。
30 のだ。
21 要だ。
45 いる。
27 いた。
21 った。
20 めた。
29 いた。
40 した。
11 いう。
35 きた。
43 った。
88 ろう。
17 切だ。
79 ある。
21 した。
54 葉だ。
27 ある。
15 のだ。
50 ある。
88
79
54
50
48
45
43
41
40
39
35
34
30
30
30
29
29
27
27
27
27
26
25
25
24
24
21
21
21
21
20
19
18
18
17
17
15
15
11
8

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の成さぬなりけり」という名言もあるように、一度決めたことはやり遂げるという強い意志の持ち主であったからこそ復興できたのであろう。 (88字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
共同体意識の方は、今も人々の間にしぶとく生き続けている。共同体の本質は感覚であるから、理屈よりも情が尊ばれる。しかし、法が現代の社会を動かすものとなっている。この両者の間を揺れているのが、現代の人間である。しかし孔子はそうではなかった。彼は葉で、自分の父親の犯罪を証言した正直な息子を批判した。法が次第に、社会的に認知されつつあった春秋時代に、孔子は共同相原理を体現した。すなわち「共同体の指導者→共同体の決まり(慣習)の熟達者→道徳的完成者(聖人)」という図式を考え出したのである。よって、私は共同体的な生き方をしたい。
 第一に法よりも人間のことを優先的に考えるべきだ。嘘は泥棒の始まりとも言われるほど、良くないことである。しかし、時と場合によっては良いことであることがある。私の友人は独特な世界観を持っている。ある時、友人が髪を切って私に「どう?」と聞いてきた。それは前髪が眉上でバッサリと切ってあった。まるで目の前に三戸なつめさんがいるかのような見た目であった。正直に言うと似合ってはいなかった。だが、彼女を傷つけたくないという思いから「似合っているよ」と言った。法を優先させるか、人間を優先させるかの答えはない。よって、自分が相手の立場になって考えてみることが大切なのだ。
 第二に法律を執行する人の人間性も必要だ。江戸時代中期の大名である、米沢藩9代藩主の上杉鷹山は江戸時代屈指の名君として知られている。彼が藩主になる前、借金が莫大な額になってしまっていた。しかし、彼は財政再建のために改革を行った。彼は質素で倹約な生活を送ることを始めた。一部の家老の反対があり、鷹山は家老を罷免するか悩んでいた。だが彼はすべての家臣に改革に賛成か反対かを聞きまわり、家老を罷免することにした。これを七家騒動という。その後借金の返済は済み、米俵が余ってしまうほどに復興することができた。また彼は予算などをすべての人が見られるようにすることで絶大な信頼を得ていたのであった。「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の成さぬなりけり」という名言もあるように、一度決めたことはやり遂げるという強い意志の持ち主であったからこそ復興できたのであろう。
確かに法律に基づくことも大切だ。しかし「怠け者であることを批判するよりも、人間とはもともとそういうものなのだという所から出発するべきだ。」という名言もあるように共同体的な生き方も重要である。2017年に「忖度」という言葉が流行した。賄賂を遣って悪いことを依頼するイメージが定着してしまったが、本来は相手の気持ちを思いやるという意味の言葉だ。法も相手のことを思って人間たちが作ってきたものである。よってこの二つは紙一重なのだ。もし私がコロナ禍での首相だったら、官僚、国民それぞれの立場になって「忖度」して決断するつもりである。

原文   森リン ベスト5